「あまり有名じゃなかった存在でしたが、良い描写のされ方をしていると思います」(52・男性)

「東国武士の矜持を感じられる生き様だった」(33・男性)

「表情が好き」(47・男性)

18位 畠山重忠(中川大志)

 畠山重忠は、平家とつながりが深い武蔵の国の豪族の子息で、当初は頼朝と敵対関係にありました。しかし、鎌倉入り以降、頼朝に加勢し、主役である義時とも深い信頼関係を築きます。まさに、美しい見た目と、知恵や勇気を兼ね備えた「武士の鑑」とも言われる実直な人柄に、支持が集まりました。

「物語の序盤から出ており、頼朝の重臣となる重要な役どころ」(75・男性)

「登場人物のほとんどが腹黒い面を感じさせるキャラが多い中で、武士の高潔さを感じさせられる」(67・男性)

 

18位 阿野全成(新納慎也)

 頼朝の異母弟であり、義経の同母兄でもある僧侶・阿野全成は、頼朝の挙兵後、兄弟のなかで最も早く頼朝に加勢した存在です。初登場シーンでは、まじないで風を起こそうとするもあえなく失敗。その後も、彼の占いがストーリーに波乱を巻き起こす原因になったりと、コミカルな役回りが多いのも人気の理由と言えそうです。

「永井路子さんの『北条政子』などで描かれていた、腹の底が読めない雰囲気が良く出ていて良かった」(43・女性)

「落ち着いた人柄が好ましい。演じている新納慎也さんの声がいい」(60・女性)

「頼朝には陰陽師がいたと記憶するため、興味深く見ている」(55・女性)

17位 藤原秀衡(田中泯)

 源平や朝廷からも恐れられ、東北地方で独立を貫いた奥州の覇者・藤原秀衡。幼い義経を庇護し、育て、強い影響を与えた人物でもあります。ベテラン俳優として知られる田中泯が演じる、秀衡のカリスマ性や貫禄に「圧巻」との声も多数。

「底知れない野望を感じさせる戦略家という感じ。捉えどころがないところが魅力かも」(55・女性)

「個人的に好きな歴史上の人物、とても格好いい」(33・女性)

2022.05.15(日)
文=「文春オンライン」特集班