「お、美味い!」

 マイルドなスープと麺の相性が抜群です。

カレーらーめん専用の“特別ソース”

 通常のカレーライスは<ポーク・甘口ポーク・ビーフ・ベジ>の4種類のベースソースから好きなものを選びますが、カレーらーめんはそれとは別にカレーらーめん専用に開発されたソースを使用しているとのこと。

 さすが、これだけのためにソースを開発しているだけのことはあります。

 単にカレーライス用のソースをラーメンスープで割っているのとは違い、全体の一体感が見事で、しっかり「カレーらーめん」という一つのジャンルになっています。

 それにしても「なんか背後から圧を感じるな……」と思っていたら、写真をよく見ると、王者ロースカツカレーが家来のやさいまで従えて、「まだまだ俺の座は渡さんぞ」とばかりに睨みをきかせていました。

 

 ちなみに、上に乗っている炒め野菜も、通常のカレーライスのトッピングにはない、カレーらーめんだけのもの。

 らーめんメニューのためだけに、野菜を炒めるという工程を加えている辺りにも、本気度を感じます。

 ということで、すっかりカレーらーめん1杯目を堪能したところでちょっとブレーク。

有料の「辛さ増し」と無料の「とび辛」は何が違う?

 みんなが気になるココイチ豆知識を。

 ココイチならではの味変を自由に楽しめる、二つの調味料。

 まずは、卓上に置いてない場合もある「とろ~り甘くなるソース」ですが、お店の人に頼めば出してくれます。

 辛めが好きな人こそ、少しこのソースを足すことで、甘さと辛さが両立するオリジナルな味を作れます。

 そして、もう一つはココイチ名物の「とび辛」。

 ここで質問です。メニューにある有料の辛さ増しと、卓上の無料の「とび辛」の明確な違い、みなさんご存知でしょうか?

 実は元となるスパイスは両者ともに同じなのですが、有料版は、前もって油と混ぜ合わせた、言うならば辛味オイルを使用しているのです。

(ここからはカレーマニアとしてちょっと真面目に解説を!)

2022.05.04(水)
文=小宮山雄飛