有名店のメインメニュー「じゃない方」を食べるこの連載。
今回はカレーハウスCoCo壱番屋、ココイチです。
ココイチは現在国内に1228店舗(※2022年3月末現在)を誇る、日本一のカレーライスチェーン!
日本一っていうことはつまり、外食としては日本人が一番食べているカレーライスなのかもしれないのです。
今回は「カレーらーめん」を堪能!
そんなカレーライス王国において、王であるカレーライスに「ちょっと待った!」と立ち上がった勇気あるメニューがあるのです。
それが、カレーらーめん!
カレーライスという国民食のド真ん中を突き進んでいるココイチに、数年前突如として現れた「じゃない方」が、一部店舗でのみ取り扱っているカレーらーめんなのです。
ということで、本日は誰もが慣れ親しんだココイチのカレーライスをあえて封印し、カレーらーめんのみを堪能しにやって来ました!
まずは「キーマタンメン」を……
カレーらーめんは一部店舗限定なので、メインのメニューには掲載されておらず、別で1枚、専用メニューがあります。
「俺はメインストリームには乗らないぞ!」という異端児の意思表明なのでしょう(単に事務的な理由な気もしますが……)。
90年代に、CD屋で初めてニルヴァーナのアルバムを手にした時のようなオルタナ感を感じます。
ということで、まずは5月以降各店舗売り切れ次第終了という「キーマタンメン」を注文。
マイルドなスープと麺の相性が抜群!
キーマタンメンは、かなり好評にも関わらず5月以降各店舗売り切れ次第終了というメニュー。
この「燃え尽きたら、さっと去るのみだぜ」という哲学がまた、ロックバンドのようでカッコイイです(どうしてもココイチ界のニルヴァーナにしたい訳ではないんですが……)。
「所詮、俺らはカプサイシンだからよ、燃え尽きて終わりよ!」というメッセージもあるのかもしれません(多分ないですが……)。
さっそく一口。
2022.05.04(水)
文=小宮山雄飛