ケイン 「あのケイン・コスギが本当にゲームできるの?」みたいな感じで見に来てくれたんだと思います。それに当時は、いまみたいにお笑い芸人の方やタレントの方は配信してなかったので、珍しさもあったんだと思います。
――実際にゲーム配信をされてみて、いかがでしたか。
ケイン ゲームをやっている時は本当の自分を出せるから、楽しかったですね。
――ゲーム配信中のケインさんは、結構はしゃいでいますよね。
ケイン 初めて配信を見てくれた方にはびっくりされます(笑)。『スポーツマンNo.1決定戦』とかでは全然喋らないイメージだったと思うんですけど、ゲームをやっている時はずっと喋ったり、ジョークを言ったり、歌ったりしているので。配信している時は弟と一緒にゲームをしているような感覚なんですよね。
だから配信中は視聴者の方ともかなりコミュニケーションとっていて。最近は皆さんと会話しながら一緒にプレイするのがメインですね。
――視聴者の方と一緒に?
ケイン そうです。皆さんと「エーペックスレジェンズ」や「フォートナイト」をやることが多いです。「フォートナイト」は小学生くらいの子どもたちに人気で、家族で楽しんでいるご家庭も多いんですが、僕がそこに入って一緒にやったりしてます。お父さん、お母さん、お子さん、僕の4人でゲームをするみたいな(笑)。それがめちゃくちゃ楽しいです。
この前は18歳の女の子と、そのお父さんとプレイしたんですが、ほのぼのした雰囲気の親子でいいなと思いました。
昔は母親と父親に「ゲームをするのは控えなさい」ってよく言われてましたけど、いまはお母さんもお父さんも一緒にやっている。最近はゲームが家族のコミュニケーションツールになっているんですよ。僕にも3歳になる娘がいるんですが、いつか一緒にゲームをしたいなと思いますね。
――いまゲーム業界は世界的に盛り上がっていますよね。
ケイン 本当に。例えば、年に1回開催されている「LoL」の世界大会は、NFLのスーパーボウルと同じくらい世界的に見られているんですよ。そしてアメリカのeスポーツのトッププレイヤーは、1年間で20億円くらい稼いだりしている。すごいですよね。
2022.04.24(日)
文=「文春オンライン」編集部