休眠から目覚めた木や草が花を咲かせ、景色を鮮やかに染め上げる春がやってきました。
「いつか行きたい! 『日本にしかない風景』再発見」2021年春篇に、新たな景色を追加して、2022年版をお届けします。
四季があり、自然の移ろいを感じられる日本。各エリアの観光の達人が選ぶ、その地に息づく春色の景色をお楽しみください。
今回は、和歌山県観光連盟が選ぶ、春の風景をご紹介します。
◆丹生都比売神社 花盛祭
歴史的に高野山と深いゆかりがあり、「高野参詣道」とともに世界遺産に登録された丹生都比売神社。春に行われる花盛祭では、参道に飾られた美しい花々が楽しめる。
「弘法大師空海が高野山を開く際、神領を授けた神を祀るこの神社では、毎年4月の第二日曜日に春の大祭・花盛祭が行われます。
ご祭神に花をお供えし、春を祝う大祭で、当日は竹筒に入れた季節の花で参道が彩られます。高野山参拝の際には、ぜひ併せてお立ち寄りください」(和歌山県観光連盟)
開催日:2022年4月10日(日)
※コロナ禍の影響により、一部縮小した上で開催予定
丹生都比売神社 花盛祭(にうつひめじんじゃ はなもりさい)
所在地 和歌山県伊都郡かつらぎ町上天野230
https://niutsuhime.or.jp/
◆桃源郷
和歌山県北部の紀の川沿い約2キロに渡って広がる桃畑は、ブランド桃「あら川の桃」の産地。
「3月末~4月上旬には辺り一面が桃色に染まり、ほのかな甘い香りに包まれます。『ひと目十万本』と言われるほどの桃の木が一斉に花を付ける様は、まさに世俗を離れた別天地『桃源郷』です」(和歌山県観光連盟)
桃源郷(とうげんきょう)
所在地 和歌山県紀の川市桃山町段
https://aramomo.server-shared.com/togenkyo.html
2022.03.19(土)
文=CREA編集部