休眠から目覚めた木や草が花を咲かせ、景色を鮮やかに染め上げる春がやってきました。
「いつか行きたい! 『日本にしかない風景』再発見」2021年春篇に、新たな景色を追加して、2022年版をお届けします。
四季があり、自然の移ろいを感じられる日本。各エリアの観光の達人が選ぶ、その地に息づく春色の景色をお楽しみください。
今回は、奈良県観光公式サイト「あをによし なら旅ネット」担当スタッフが選ぶ、春の風景をご紹介します。
◆岡寺の天竺牡丹(ダリア)
岡寺は、明日香村の東にある岡山の中腹に位置し、日本で最初の厄除け霊場として知られる寺院。春には境内を天竺牡丹(ダリア)が彩り、参拝客の目を楽しませる。
「633年に義淵僧正によって創建された古刹で、古称は龍蓋寺といいます。
季節ごとに花が美しいお寺ですが、ゴールデンウイークから6月にかけての天竺牡丹(ダリア)のシーズンは特におすすめ!
手水舎や池に色とりどりの天竺牡丹(ダリア)が浮かべられ、境内中が華やぎます」(奈良県観光公式サイト「あをによし なら旅ネット」担当スタッフ)
岡寺の天竺牡丹(ダリア) (おかでらのてんじくぼたん ダリア)
所在地 奈良県高市郡明日香村岡806
http://yamatoji.nara-kankou.or.jp/01shaji/02tera/03east_area/okadera/
◆葛城山
標高960メートルの葛城山は、秋になると、辺り一帯が金色の大海原に変わるススキの名所。
「春はツツジが見頃で、5月中頃は、山が群生するツツジに覆われ、燃えるような赤に染まります。
『一目百万本』といわれる絶景を、大阪平野が見渡せる360度の大パノラマで堪能してくださいね!」(奈良県観光公式サイト「あをによし なら旅ネット」担当スタッフ)
葛城山(かつらぎさん)
所在地 奈良県御所市櫛羅
https://yamatoji.nara-kankou.or.jp/02nature/01mountain/02west_area/katsuragisan/
2022.03.19(土)
文=CREA編集部