海外旅行が難しい今は、日本の美しさを見つめるチャンスです。
今こそ、手が届くところにある日本の魅力を再発見してみませんか?
特集では、各エリアの観光の達人に、その地が誇る自慢の絶景・風物詩について教えてもらいました。
今回は、四国エリアの冬の風景をまとめてご紹介します。
※記載されている「見ごろ」は例年のものです。気候等により変動する場合がございます。
※施設の休業、イベントの中止・延期の可能性がございます。事前にご確認ください。
◆愛媛県
肱川あらし
大洲市の冬の風物詩、肱川あらしは、例年10月~翌年3月頃に条件が揃うと発生する、世界的にも珍しい自然現象。
「肱川あらしとは、晴れた日の朝に大洲盆地で発生した冷気が霧となって、肱川沿いに一気に流れ出す現象です。
霧が町を呑み込みうねりながら海へと扇状に広がる肱川あらしの様子は、幻想的な美しさです」(「いよ観ネット」スタッフ)
肱川あらし(ひじかわあらし)
所在地 愛媛県大洲市長浜
https://www.city.ozu.ehime.jp/site/kanko/1190.html
◆香川県
銚子渓 お猿の国の猿団子
小豆島を代表する景勝渓谷、銚子渓にあるお猿の国は、約500匹の野生のサルが住む自然動物園。
「小豆島にある銚子渓 お猿の国では、冬の寒さに耐えるため園内の猿たちが、ぎゅっとおしくらまんじゅうをする『猿団子』が見られます。園内の冬の風物詩にもなっており、お団子のように集まる姿はなんとも言えずかわいいです」(「うどん県旅ネット」PR担当)
銚子渓 お猿の国の猿団子(ちょうしけい おさるのくにのさるだんご)
所在地 香川県小豆郡土庄町肥土山字蛙子3387-10
http://www.osaru-no-kuni.sakura.ne.jp/
◆高知県
天狗高原の星空
愛媛県と高知県との県境にある、カルスト台地・四国カルストの東端に位置する天狗高原は、満天の星を眺めることができる注目のスポット。
「冬は空気が澄んで星がきれい見える季節。360度見渡す限りの星空は圧巻です。冬の天狗高原では、日本で数カ所しか見ることができない、南十字星の一番上の星『ガクルックス』も見ることができます。
2021年にリニューアルオープンした『星ふるヴィレッジTENGU』にはプラネタリウムがあり、雨の日でも四国カルストの星空や自然の映像を楽しめます」(高知県観光コンベンション協会プロモーション担当)
天狗高原の星空(てんぐこうげんのほしぞら)
所在地 高知県高岡郡津野町芳生野乙4921-22(星ふるヴィレッジTENGU)
https://village-tengu.com/stargazer.html
◆徳島県
吉野川のシラスウナギ漁
毎年冬になると吉野川で見られるシラスウナギ漁の風景。真っ暗な夜に光を灯した漁船が行き来しながらシラスウナギを獲る様は美しく、「とくしま市民遺産」に選定されている。
「夜間に川面をライトで照らして行われる様子が幻想的で、写真愛好家から人気のある徳島の冬の風物詩です。
漁の期間は12月15日〜4月末頃。観賞するには、大潮前後の干潮から満潮にかけてが最適なタイミングで、光を使う漁のため満月の前後は船の数が減ります」(「阿波ナビ」PR担当)
吉野川のシラスウナギ漁(よしのがわのシラスウナギりょう)
所在地 徳島市 吉野川河口付近
https://funfun-tokushima.jp/introduce/シラスウナギ漁-2/
今こそ行きたい!
「日本にしかない風景」再発見
2022.01.25(火)
文=佐藤由樹
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