アレッサンドロ・ミケーレの世界観を多様な空間で表現
グッチがブランド創設100周年を記念して、没入型のエキシビション「Gucci Garden Archetypes」展を、2021年9月23日(木・祝)から東京・天王洲B&C HALL・E HALLで開催。
これは今年5月のフィレンツェのグッチ ガーデンでの開催を皮切りに、東京を含む世界複数の都市で開催される、ワールドワイドな展覧会になります。
内容は、広告キャンペーンを通じて、クリエイティブ・ディレクターのアレッサンドロ・ミケーレがこれまでに描いてきたビジョン、美学、インクルーシブな哲学を紹介するものです。
彼のビジョンを物語性のある空間へと変換したのは、イタリアのクリエイティブスタジオ、アルキヴィオ・ペルソナーレ。
会場では最先端のテクノロジーや卓越した職人たちの手仕事、革新的なインテリアデザインを駆使して作られた複数の空間で、アレッサンドロ・ミケーレの世界観に没入する体験を楽しむことができます。
場内は、テーマごとに分かれた部屋が通路で繋がっている構成で、多様で魅惑的なグッチの広告キャンペーンの世界が再現されています。
マルチスクリーンの映像によって、展示への期待が高まる!
来場者が最初に訪れる部屋は、このエキシビションの舞台裏と思しきコントロールルームです。
マルチスクリーンに映し出されているのは、これまでにアレッサンドロ・ミケーレが手がけた広告キャンペーンの映像の数々。
見覚えのあるシーンや気になるシーンが次々と映し出され、エキシビションへの期待が高まる演出です。
東京をイメージした広告キャンペーンも!
エキシビションで用意された部屋は全13室。2016年秋冬コレクションの広告キャンペーンの部屋では、夜も輝き続ける東京のイメージが、壁面を覆う数万個のスパンコールによって表現され、きらびやかな世界に来場者を誘います。
リップスティックの広告もミケーレが斬新に表現!
グッチビューティの部屋では「大胆な人、輝ける人、美しい人のために」と謳ったリップスティックコレクションの広告キャンペーンの映像が、無数のマルチスクリーンを使って紹介されています。
そこに映し出されるのは、さまざまな角度から捉えたパンクシンガーのダニ・ミラーの笑顔。その魅惑的な世界観にぐいぐい惹き込まれます。強烈に印象に残る演出です。
ミケーレが初めてグッチで手がけた広告キャンペーンとは?
ロサンゼルスの地下鉄に乗った気分になれるのが、2015年秋冬コレクションの広告キャンペーンの部屋です。実はこれがアレッサンドロ・ミケーレがグッチで初めて手がけた広告キャンペーン。
ここから今に至る彼の広告を通じたクリエイティブが始まったと思うと感慨深いものがありますね。
グッチの世界に没入できるまたとない機会!
エキシビションのキュレーターを務めるミケーレはこう語ります。
「この6年間の冒険に人々を誘い、空想の世界や物語、驚きやまばゆいきらめきをめぐる旅をともにするのは、面白いことだと考えました。そこで、広告キャンペーンの世界に入り込んだような臨場感にあふれる遊びの空間を創ることにしました。なぜなら広告キャンペーンは、私のイメージをもっとも明快に体現しているからです」
さまざまな空間で構成されたグッチの世界を巡る旅を、会場で思う存分楽しんでみてください。
GUCCI GARDEN ARCHETYPES
会場 B&C HALL・E HALL (東京都品川区東品川2-1-3)
会期 2021年9月23日(木・祝)~10月31日(日)
時間 11:00~20:00(金・土・祝前日 11:00~21:00)最終入場は閉館時間の30分前まで
定休日 なし
入場 無料。事前予約制。グッチ公式LINEアカウントから事前予約可。
https://www.gucci.com/jp/ja/st/stories/inspirations-and-codes/article/gucci-garden-archetypes
※今後の状況により、事前の予告なく変更となる可能性があります。混雑時に来場人数を制限する場合があります。最新の状況については、グッチ ジャパン クライアントサービス 0120-99-2177(受付時間10:00〜21:00)まで。
2021.09.17(金)
文=石川博也