2位:村上茉愛選手のアイメイク&マスクアクセ ©getty
2位:村上茉愛選手のアイメイク&マスクアクセ ©getty

 そして、注目したいのはマスクにつけていたアクセサリー。このご時世ならではのおしゃれです。 

 

1位 野中生萌選手(スポーツクライミング・女子複合 銀メダル) 

1位:野中生萌の髪色&アイメイク ©aflo
1位:野中生萌の髪色&アイメイク ©aflo

 野中選手には、2017年にポーランドで行われた「ワールドゲームズ」という世界大会でお会いしたことがありますが、ファッションやメイクがどんどん進化していっています。    

7月25日、「Full orange is back!(オレンジ色が帰ってきたよ!)」というキャプションとともに本人がインスタグラムにあげた写真(インスタグラムより)
7月25日、「Full orange is back!(オレンジ色が帰ってきたよ!)」というキャプションとともに本人がインスタグラムにあげた写真(インスタグラムより)

 東京五輪では、インパクトのある明るいオレンジ色の髪のほか、目尻を伸ばした少し太めのアイラインや、キリッとした眉がとても似合っていました。今後、どのようなファッションにチャレンジされるのか、楽しみです。    

 

五輪ファッション、今後のトレンドは

 今回の五輪で特に力を入れている選手が多かったと感じるのは「ヘアスタイル」。すでに紹介した選手の他には、インナーカラーで差し色を楽しんでいる選手もたくさん見受けられました。    

 また、露出の多いユニフォームに抗議し、女子体操のドイツ代表がレオタードの代わりにユニタードで出場したことに、強いメッセージ性を感じました。最近では、ビーチハンドボール欧州選手権で、女子ビーチハンドボールのノルウェー代表がビキニの代わりに短パンで出場しています。

 ジェンダーに対する問題意識から、実際に行動し、変化を起こす姿に多くのひとが勇気をもらったと思います。 

番外編:露出の多い衣装に問題提起、ユニタード着用の女子体操ドイツ代表 ©時事通信社  
番外編:露出の多い衣装に問題提起、ユニタード着用の女子体操ドイツ代表 ©時事通信社  

 今後アスリートのファッションやメイクで注目したいのは「眉」。競技中に汗を流すアスリートたちの眉は、どうしても消えがちです。そんな中、今大会で驚異的な眉の「持ち」を見せたのは、韓国の女子バレーボールチーム。 

番外編:眉の「持ち」が驚異的だった韓国女子バレー ©getty
番外編:眉の「持ち」が驚異的だった韓国女子バレー ©getty

 最近は落ちづらい眉ティントやアートメイクなど、眉メイクの選択肢が増えてきたので、これからどのように取り入れられるか注目です。 

※……読者の指摘により一部記述を修正しました(2021/8/8 14:12)。

2021.08.13(金)
文=花田 真寿美