自由に海外旅行を楽しむにはまだ少し時間がかかりそうです。今こそ、国内に目をむけて、すぐそばに広がる素晴らしい景色を楽しみませんか?
特集では、日本各地の観光のプロに聞いた、その地ならではの夏の絶景・風物詩をご紹介。
今回は、四国エリアの夏の風景をまとめてご紹介します。
※記載されている「見ごろ」は例年のものです。気候等により変動する場合がございます。
※施設の休業、イベントの中止・延期の可能性がございます。事前にご確認ください。
» 四国エリアの夏の絶景・風物詩の画像(20点)をチェック!
◆愛媛県
苔筵
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苔筵は、緑美しい苔庭と透き通るような空気が流れる、異世界のような空間にたたずむギャラリー喫茶。
「もともとは棚田や段畑で木が生い茂っていた場所に、オーナーさんが5年以上もかけて丹念に苔を育て、一面に広がる美しい苔庭を作られました。
毎日苔を植え、水をやり、手入れをして……気の遠くなるような歳月をかけていらっしゃいます。
訪れる人全てを癒やしで包み込んでくれますよ」(「いよ観ネット」スタッフ)
苔筵(こけむしろ)
所在地 愛媛県西予市宇和町信里2099
https://seiyojikan.jp/spot/苔筵/
◆香川県
中山ひまわり団地
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中山ひまわり団地は、まんのう町の広大な敷地に広がるひまわり畑。
毎年7月になると31万本を超えるひまわりが満開になり、まるで黄色いじゅうたんを敷きつめたかのような、写真映え抜群の光景が眺められる。
「一面に広がる満開のひまわりは、まさに絶景です!
撮影スポットとして県内外から多くの人が訪れます」(「うどん県旅ネット」PR担当)
中山ひまわり団地(なかやまひまわりだんち)
所在地 香川県仲多度郡まんのう町帆山756
https://www.my-kagawa.jp/point/3083/
◆高知県
吉延の棚田
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四国の真ん中・嶺北地域には美しい棚田が数多く点在しているが、そのうちのひとつ、本山町にある吉延の棚田は、お米コンテストで日本一に輝いたブランド米「土佐 天空の郷」が生まれた地。
「展望台からは、緑に染まった棚田が広がる圧巻の光景が見られます。
棚田散策ができるコース『フットパス』が整備されていて、棚田や草花の風景をのんびり歩いて楽しめます」(高知県観光コンベンション協会プロモーション担当)
吉延の棚田(よしのぶのたなだ)
所在地 高知県長岡郡本山町吉延
◆徳島県
大歩危峡
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2億年余りの長い歳月をかけて形成されたといわれる、吉野川上流に広がる大歩危峡。
「大股で歩くと危ない」というその名の通り、荒々しい断崖と険しい山が今も残る迫力満点の渓谷だ。
「結晶片岩が水蝕されてできた大歩危峡は、大理石の彫刻がそそりたっているかのような絶景です。
青々とした緑が清流に色を添え、渓谷美を間近で堪能できる遊覧船での川下りやラフティングもおすすめです」(「阿波ナビ」PR担当)
大歩危峡(おおぼけきょう)
所在地 徳島県三好市山城町西宇1520(大歩危峡観光遊覧船)
https://www.awanavi.jp/document/report/23341.html
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今こそ行きたい!
「日本にしかない風景」再発見
2021.08.05(木)
文=佐藤由樹