自由に海外旅行を楽しむにはまだ少し時間がかかりそうです。今こそ、国内に目をむけて、すぐそばに広がる素晴らしい景色を楽しみませんか?
特集では、日本各地の観光のプロに聞いた、その地ならではの夏の絶景・風物詩をご紹介。
今回は、京都府観光連盟公式サイト「京都府観光ガイド」担当の越智さんが選ぶ、夏の風景4選です。
次の旅までの時間を使って、ゆったり妄想トリップをお楽しみください。
◆岩戸山(日室ヶ嶽)
大江山連峰の東南に位置する岩戸山は、かつて神が降臨したといわれる神体山で、日室ヶ嶽とも呼ばれる。
きれいな錐体の山容はピラミッドにも似ており、山の斜面に生い茂る天然林や極相林の中には、専門家が注目する貴重な植物なども自生する。
「元伊勢内宮皇大神社から天岩戸神社へつづく参道の遙拝所から望むことができます。
夏至の日に見ることができる、山頂に太陽が沈む光景は神秘的です」(越智さん)
岩戸山(いわとやま)
所在地 京都府福知山市大江町佛性寺
https://morinokyoto.jp/event/spot-581/
◆立岩
立岩は、日本海側に広がる山陰海岸ジオパークに属する京丹後のシンボルとして親しまれるスポット。
柱状の割れ目が入った安山岩のそそり立つ姿は迫力があり、白砂と相まって美しいコントラストを醸し出す。
「高さが20メートルもある巨大な一枚岩で、安山岩の直線的で荒々しい岩肌が特徴です。
大きな立岩をバックに写真を撮ったり、近くにある木製のてんきてんき橋からの撮影もおすすめです!」(越智さん)
立岩(たていわ)
所在地 京都府京丹後市丹後町間人
https://www.uminokyoto.jp/spot/detail.php?sid=72
2021.07.11(日)
文=佐藤由樹