指原莉乃プロデュースの話題のコスメ 大人はベースアイテムをチョイス！

自然な影を入れられるシェーディングが秀逸！

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　元アイドルがプロデュースするコスメの第一弾に、シェーディングが入っているって珍しいのでは？ と感じるかもしれませんよね。

　ただこのシェーディングに、指原さんがいかにコスメ好きで自分の顔を研究してきたかが、よく表れているのです。

　色の種類は2パターンで、いわゆるブルーベース向けが01、イエローベース向けが02だそう。どちらも濃いブラウン、明るいベージュ、その中間のミディアムカラーの3色で、使い方は、ご本人がみっちり解説してくれたメイク動画から一部抜粋させてもらうと、

「でっかいブラシに大量に取って３色ガーっと混ぜて、デーモン閣下くらいいきましょう。いい感じに3色混ざるようになっているので、何も考えずにガンガンいってもそんなに濃くつく印象はないから。ちょうどよく削れます」

　……と、とにかく3色を混ぜて耳下からあご先への輪郭周りにガンガン入れてしまって大丈夫、ということです。

 「削れます」という表現をしている点も、シェーディングのなんたるか、をよく理解しているから出てくる言葉ですね(笑。私もよく言います)。

　粉がサラサラでとてもきめ細かく、ふわっと乗るので本当に自然でわざとらしくなく影を入れられます。シェーディングはパールなしでマットタイプにしているのもよくわかってる。

　というか、彼女は十分輪郭がスッキリシュッとしているので削る必要はないくらい。どちらかというと私を含め、どうやっても輪郭がゆるみがちで、たるみやすい年代に必要なアイテムです。

　またメイク動画の後半ではフェイスラインだけでなく、この製品の中央と右側の2色を混ぜ、ノーズシャドウと鼻の下(鼻と唇の距離を短く見せるため)に入れたり、涙袋を強調したい人には、下まぶたのふくらみのすぐ下に入れたりするテクニックの紹介も。

　さらに唇中央の山の上部分と口角にほんのわずかに影を入れると、よりキュッと立体感のある唇になる、などなど、完全にプロが写真を撮られたりするとき用のワザも公開してくれています(「この時は左端の濃い色は使ったら終わりだから、右側2色だけに！」と繰り返している点も好感が持てます、笑)。

　というか現代は、写真でも動画でも自分の顔を撮る頻度が昔より飛躍的に増えているので、ごく一般の女子たちにもこういうテクニックが広まっているんでしょうね。

　多分彼女も初めはメイクさんに教えてもらいながら、テレビや雑誌に写った自分の顔を客観的に冷静に分析し、どこにどのくらいまでシェーディングするとちょうどいいのか、色はどの系統だとどう見えるのか、などなどを繰り返し研究してきたんだと思います。そのこだわりが十分に伝わる優秀なシェーディングだと思います。

　その他のアイシャドウとグリッターからも、本人のガチなこだわりが感じられるし、今後コントロールカラーの発売予定もあるそうなので、優秀なプチプラブランドとして、大人の女性もぜひインプットしておいてください。

私はココで購入しました

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2021.05.28(金)
構成・文＝斎藤真知子