スマホ片手に、生き方&働き方を変える! その第1歩が、スマホを自分仕様にカスタマイズすること。

 「スマホひとつ」で身軽に暮らすデジタル・ミニマリストのあやじま(飯島彩香)さんが、人生を変えて夢を叶えるための、スマホ活用術を教えます。


【RULE02】使うアプリは1画面に整理

 不要なものを捨てたら、次は、必要なものを使う頻度やシーンごとに分類していくのが、整理収納の基本です。

 スマホの中を片付けるときも、使用頻度の高いアプリは扱いやすい位置に配置し、なるべく少ないアクション数で操作ができるようにしておくと、サクサクと使えるようになります。

 整理収納アドバイザーでもある私の「スマホ管理マイルール」が、これ。

(1)すべてのアプリは1画面に収める
(2)使用頻度【高】の4アプリは、親指でタップしやすい一番下に配置する
(3)使用頻度【中】は画面の上半分に配置
(4)使用頻度【低】はカテゴリー別にフォルダに分ける

 アプリを1画面に収める最大のメリットは、必要な情報を瞬時に把握でき、操作効率が格段に上がることです。

 フォルダにアプリをまとめるときも、ひと目で中身がわかるように1画面にまとめ(9個まで)、情報を「見える化」しておくことが、スマホを効率的に使うためのポイント。

 なぜなら、フォルダの中にアプリをたくさんため込んでしまうと、使うたびに画面をスワイプして、アプリを探すことになるからです。

 探し物をしている時間は、人生の最大の無駄!

 使用頻度に合わせてアプリを配置したら、とりあえず使ってみる。

 使いづらければ、アプリの配置を変えたり、フォルダのまとめ方もどんどん変えて、もっと使いやすくするにはどうしたらいいのかを考えてみる。

 それが、スマホを自分らしくカスタマイズしていく、ということです!

 以前、私のブログでスマホの画面を紹介したことがありました。その後、書籍を出し、会社員を辞め、ブログやSNS、雑誌などでの発信が仕事の中心になり、環境が大きく変化したこの1年。アプリの配置も大きく変わりました。

 例えば、メイン画面の一番下にある4つのアプリ。

 最も親指でタップしやすい左側には、スマホ購入時は「電話」のアプリが入っています。

 私も昨年までは「電話」でしたが、今は、「カメラ」です。

 2日に1回更新するブログ用の撮影で、カメラの使用頻度が圧倒的に高くなってしまったからです。

 道具は、スイッチやハンドルの位置で、使い勝手がガラリと変わります。

 スマホの場合は、アプリの配置で使い勝手が全く変わってきます。しかも、その配置を自分で自由に変えられるのですから、何というスグレモノ!

 日々、変化していく私のスマホの中身ですが、現時点での代表的なフォルダを紹介しておくと、こんな感じです。

■お金フォルダ:家計簿、クレジットカード、銀行、コード決済のアプリなど。

■お買物フォルダ:楽天市場、楽天ROOM、メルカリなど。

■写真フォルダ:SNSへ載せる写真を加工するアプリなど。

■エンタメフォルダ:動画サービス、音楽、テレビ番組表、楽天マガジンなど。

■ポイントカードフォルダ:ポイントカードアプリや診察券、お薬手帳など。

■食べ物フォルダ:宅配、グルメの口コミ情報など。

■旅行フォルダ:海外用SIMのデータ管理アプリや、翻訳、フライト、配車予約アプリなど。

■SNSフォルダ:チャットワークやフェイスブック、名刺管理アプリなど。

■その他フォルダ:家電の操作、スマホの料金確認などあまり使わないものをまとめています。

あやじま(飯島彩香/いいじま・あやか)

デジタル・ミニマリスト、整理収納アドバイザー。東京都内のマンションで夫とふたりで暮らす。小学生の頃からの筋金入りの片付け好き。アメリカでの半年間の暮らしがきっかけで、ミニマルライフに目覚める。整理収納や時短家事、家計管理のアイデアや工夫をブログやインスタグラムに綴り、大人気に。モノを持たないのはもちろん、お金の流れやスマホの中までも整えて、新時代のミニマリストとして活躍中。SNS総フォロワー数20万人。

『ミニマリスト スマホの中を片付ける』

著者:飯島彩香 発行:KADOKAWA

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