婚約発表ではベタベタと見つめあい… “プレイボーイ”のヘンリー王子が「年上、バツイチ」のメーガン妃を選んだわけ から続く
王室離脱後に初めて受けたインタビューで人々をアッと驚かせる告白をしたヘンリー王子とメーガン妃。思えば2人は2016年の交際報道以来、何かと世間を騒がせ続けてきた。かつては、タブロイド紙の攻勢に悩まされていたヘンリー王子が、メーガン妃を守るためにイギリス王室として異例の声明を発表したことも。その際の声明の内容、そして経緯はどのようなものだったのだろうか。
日本テレビ放送網・前ロンドン支局長の亀甲博行氏による著書『ヘンリー王子とメーガン妃 英国王室 家族の真実』(文春新書)を引用し、ヘンリー王子が胸に納めきれなかった思いを振り返る。(全2回の2回目/前編を読む)
◇◇◇
セクシーすぎる妃殿下
王室ネタに強いタブロイド紙「ザ・サン」がヘンリー王子とメーガン妃の交際を初めて報じたのは、2016年10月10日のことだった。
見出しには「ヘンリー王子がガールフレンドのメーガン・マークルとの関係を進展させている。彼女をケンジントン宮殿に泊まらせ、ウィリアム王子とキャサリン妃に会わせようとしている」とある。
メーガン妃が2016年10月4日にロンドン入りし、9日にはケンジントン宮殿近くの高級スーパーで買い物をしているのが目撃されたという内容だ。2人はお揃いのブレスレットをしており、ヘンリー王子は近いうちに彼女をウィリアム王子たちに会わせることを計画している、としている。
このころからタブロイド紙を中心に取材・報道がヒートアップした。
「ザ・サン」のライバル紙「デイリー・メール」の10月30日の見出しには「離婚歴のあるセクシーな女性」とある。ヘンリー王子のお相手であるメーガン妃について掘り下げた記事だ。
ドラマ「SUITS」を見た方はご存知だと思うが、メーガン妃の演じるレイチェル・ゼインはとにかくセクシーである。胸もとがざっくり開いたシャツやボディラインがはっきりわかるスーツなどの衣装だけでなく、ラブシーンも過激だ。
2021.03.15(月)
文=亀甲博行