今年の聖バレンタインデーをめぐる欧州マスコミ最大の焦点は、2組のロイヤル・カップルの動向だった。カナダのハリー(ヘンリー)王子(35)とメーガン妃(38)、そして英国の兄ウィリアム王子(37)とケート(キャサリン)妃(38)がどんな「愛の日」を過ごすか。
情熱の真っ赤なバラに囲まれたメーガン、清楚さの象徴の白バラを夫から手渡されるケート。バレンタインデーに続き、発表されたハリーとメーガンの王室離脱日を境に大西洋を隔て、情熱と清楚さ——赤と白のバラ戦争が静かにエスカレートしている。
「サセックスロイヤル」を冠に稼ぎまくる計画のその後
英デーリーメール紙等によると、ハリーとメーガンは2020年2月19日夜、3月31日に王室メンバーを離れると発表。バッキンガム宮殿の専属侍従15人を解雇した。今後は、間もなく1歳になるアーチーとともに主にカナダに住むことになりそうだ。
今後は2人が「ロイヤル」を商標に使うことにも待ったがかかった。サセックスロイヤルを冠に稼ぎまくる計画には陰りがさした2人だが、相変わらずマスコミに話題を振りまいている。
「カナダの太平洋岸にある風光明媚なバンクーバー島の豪邸でのリラックスムードたっぷりの暮らしはマスコミで紹介されすっかり有名になりましたが、2人はバレンタインデー直前に米国マイアミに旅行し、その超セレブぶりがマスコミの話題をさらいました」(英王室記者)
メーガンはマイアミでジェニファー・ロペスと夕食
旅行の目的は、ある国際投資銀行がマイアミで主催したイベント出席で、2人には推定50万ドルから100万ドルの講演料が支払われたもようだと報道された。
その夜のマイアミ超有名レストランでの女優ジェニファー・ロペスと婚約者の元大リーガー、アレックス・ロドリゲスとの夕食が「バレンタインのダブル・デート」と欧米メディアを賑わした。セレブ志向が過ぎて慈善事業に力を入れるはずだったハリーとメーガンの評判にマイナスでは、と眉をひそめる報道も出始めた。
だが、なんと言われようと、ハリーと結ばれるまでワンオブゼムの女優に過ぎなかったメーガンは、いまやジェニファー・ロペスに「いつでもアーチーを連れて3人で家に泊まりに来て」と誘われるほど、世界のセレブに仲間入りしたのだ。
2020.02.29(土)
文=坂井 明