旅先で一番悩むのが「手土産」。でも日本国内に限らず、世界に素敵なギフトは溢れています。スーパーマーケットで買えるおいしいお菓子やキッチュなグッズはたくさん!
気兼ねなしに行けるお店で、お財布にも優しいものを現地に住むライター安田和代さんがセレクトしてくれました。今回はロンドンから情報発信!
日本へ帰国した友人が欲しがるもの
これがウケる手土産の基準!

英国王室と縁の深いロンドン塔のすぐそばで"映える"タワーブリッジ。©文藝春秋
いまや、おいしいもの、おしゃれなものが何でも揃うニッポン。それだけに帰国のときには、何を持って帰ればいいのか、いつも悩んでしまいます。
お土産選びで、私がいちばん参考にしているのは、「かつて英国に住んでいて、いまは日本に住んでいる友人からのリクエスト」。
日本では売っていない、日本で売っているものは少し仕様が違う、売っているけれど高い、などなど、理由はさまざまですが、いままで持ち帰って喜んでもらえたものをご紹介します。
◆vol.01
TERRY'S CHOCOLATE Orange
Carambar & Co


1932年に生産開始、毎年のべ3,200万人の英国人が食べるという、オレンジ型のチョコレート。
包みを開けると、オレンジの房のかたちをしたチョコレートが並んでいるという、形状のおもしろさが売りです。
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手間をかけてお手製カバーを付けると、さらに嬉しいギフトに。
以前、クリスマス・プディングを模したお手製カバー入りで、このチョコレートをもらったことがあり、私も見よう見まねで編んでみました。これは、なかなかいいプレゼントになりそうな予感。

Terry'sというオリジナルの名前は残っているものの、現在はフランスの会社に買い取られて実はフランス産。とはいえ、いまでもこのチョコレートは「ザ・英国庶民の味」のひとつです。
2019.12.29(日)
文・撮影=安田和代(KRess Europe)