放送直後からTwitterでバズりまくった『PUI PUI モルカー』

――まずは『モルカー』の爆発的な人気について、率直な感想をお聞かせください。

杉山 『モルカー』は1話が2分40秒というかなり短尺の作品で、業界的に「短尺はヒットしづらい」というのがセオリーなので、正直ここまで大ヒットするとは僕やほかのプロデューサー陣も思っていなかったですね。特に第1話を放送してじわじわ広がり、第2話でもうTwitterでバズるなんて、本当に誰も想像していなかったんですよ。コロナ禍での外出自粛もあり、家の中で過ごすしかないイライラもたまっていた時期に、この作品の癒しが視聴者のみなさんの心にしみたのかもしれませんね。

 

――こんなにも早い段階で大ブームになることは、杉山さん含め、制作陣のみなさんにとっても予想外だったんですね。

杉山 もちろん良い作品に仕上がったという自信は持っていましたが、とにかくヒットした早さがすごいなと。話題になり始めた日にスタッフから、「公式Twitterのフォロワー数がものすごい速度で上がってきていますよ!」と報告を受けて驚いたのを覚えています。1話1話が短いので人に勧めやすいというのも功を奏したんだと思いますが、まさにSNS時代だからこその広がりだと感じました。

 また、癒しや可愛さがウケた一方で、『モルカー』は技術的にもかなり高度なことをやっているので、目の肥えたアニメ好きの方々から受け入れてもらえた部分も大きかったんでしょう。

(シンエイ動画提供)

50万件以上呟かれTwitterのフォロワー数は驚異の38万人超え

――急なブーム到来で広報担当の方々も大忙しだったんじゃないでしょうか?

杉山 ええ、本当に。公式Twitterのフォロワー急増を受けて、「フォロワー数が○万人達成したら何かプレゼント企画でもしなくちゃいけませんね」なんてスタッフ間で話を詰めているうちに、その目標人数を軽く超えちゃって(笑)。それぐらいバタバタで、まさに嬉しい悲鳴があがってましたね。現在(2月17日)はフォロワー数38万人超えですから、今も宣伝プロデュースのメンバーは毎日鬼のような仕事量をこなしていますよ。

2021.03.03(水)
文=A4studio