SDGsの想いを載せたギフト10点 おしゃれにサステナブルを楽しもう

「デザインで選んだらエコなものだった」―― 轟木さん

轟木　最近はたまたまデザインに惹かれて使っていたものを調べたら、サステナブルなものだったというのが多くて。靴底がタイヤの再利用素材を使った「ドロゲリア・クリベリーニ」のシューズや、植物由来の素材を用いた「マチェーテ」のヘアコームとか。

小野　エコな商品が増えてきたからね。選ぶ側も環境に配慮しているものがあるのならばそちらを選ぼうという傾向にある気がする。

轟木　そうありたい！

小野　ただ、海外と比べて日本は環境意識がまだまだ低い……。環境を気にしていないのではなく、日本は情報が圧倒的に少ないの。今世界で何が起こっているのか少しでも多くの人に知ってもらうために、これからもどんどん情報発信をしていきたいな。

轟木　知ったり聞きかじっただけでも、意識は変わるものだから、身近な人とのコミュニケーションとして話してみるのもいいね。私たちは地球の住人であり、その住まいを大切に思おうよって。

小野　ひとりひとりの心がけが広がって職場とか企業とかもっと大きな流れに働きかけていけたらいいよね。多くの人たちが地球の未来を考える想像力を習慣として持ってもらえたら。

轟木　需要が高まれば、企業も手頃な値段で商品を提供しやすくなるし。楽しく取り入れる方法としてギフトで選ぶのはいいアイデアかもしれないね。

◆轟木さんが選ぶサステナブルギフト

6：OLU NATURAL BASI「カシミヤのアイマスク」

　原毛のやわらかさ、軽さが活きた、染色工程がない無染色のカシミア100%のアイマスクは、轟木さんがプロデュースしたアイテム。

「中綿のカシミヤガーゼは、工場で傷になってしまった無染色ストールを再利用。じんわりあたたまり癒されます」

7：マチェーテ「ヘアコーム」

　生分解可能な植物由来バイオアセテートが原料のコーム。透明性に優れた奥行きのある美しい色合いと、割れにくいのが素材の特徴。

8：Lo「ヴィーガンフレグランスキャンドル」

　遺伝子組み換えでない植物由来の蠟を使用。機械を使わず、伝統的な手法でつくられる。

「私も愛用しています。パッケージデザインも秀逸。英国から届いたばかりのクリスマス限定品を年末のご挨拶に」

9：drogheria Crivellini「ベルベットミュール」

　物資が少ない戦時中、イタリア・フリウリ州の農民達が身近にあるものをリサイクルしてつくった“furlane”という靴が原案。ルームシューズとしても活躍。

「そのアイデアが素敵。古い自転車のタイヤがソールに使われています」

10：HAY「エコバッグ」

「軽量で丈夫なリップストップナイロン素材がいい」

　ビニール袋の生産時に排出される廃棄物を減らすことを目的にバッグをつくるスーザン ベルとのコラボ。