「しかし、今回は編み込みではなく“ねじりアレンジ”をされています。ここ数年はかっちりと編み込むより、佳子さまのようにサイドを緩やかにねじったり、2つの毛束を編むロープ編みといった、ふんわりとした“抜け感”があるニュアンスが流行っています。最近は美容師がこうしたヘアアレンジをInstagramにたくさんアップしているので、佳子さまもご覧になっているのかもしれません。

 メイクもご自身で研究されているのでしょう。時代に合わせて繊細に変化させていらっしゃる印象を受けます。今回のご近影でも落ち着いた色味の口紅使いが秋らしくて素敵でした。眞子さまも似たお色をつけていらしたので、おふたりの仲の良さが際立つメイクでした」(同前)

 

佳子さまは若い世代のファッションをリードする存在に

 年齢を重ね、装いに変化がみられる佳子さま。コロナ禍以降、オンラインでのご公務が増えているが、夏頃にオンラインでの「ご説明」で佳子さまに接した関係者が語る。

「コロナ禍で打撃を受けた業界に関する説明や対策をお話ししたのですが、非常に心配してくださり、『頑張ってください』と励ましてくださいました。コロナ禍に負けないよう、私たちも試行錯誤していましたが、そうした取り組みにも熱心に耳を傾けてくださいました。以前から可愛らしい方だと思っていましたが、実際に接すると、落ち着いたとてもお綺麗な方だなと感じました」

 前出のスタイリストは「佳子さまは若い世代のファッションをリードする存在になられるのでは」と期待を寄せる。

「日本の皇族の方々は抑制された装いをされることが多いですが、海外では王室ファッションが国民から大きな注目を浴びています。例えばキャサリン妃はファストファッションを取り入れたり、同じアイテムをアクセサリーなどで変化をつけて着回したりとてもオシャレで、モード誌で特集が組まれることもあります。また、ジョージ王子ご誕生の際に使っていた真っ白いウールのおくるみが大流行したこともありました。

 佳子さまも『品格を保ちながら適度に崩したおしゃれ』がとてもお上手なので、ぜひ今後もおしゃれを楽しんでいただきたいですね。流行りのイヤーカフやスカーフもお似合いになりそうです。学生時代によくお召しになっていたライダースジャケットにスカーフをきゅっと結んでも素敵ですよね」

 12月には26歳のお誕生日をお迎えになる佳子さま。次はどのようなお姿が公開されるのだろうか。

2020.11.23(月)
文=「文春オンライン」特集班