冷凍名人・岩﨑啓子さんは、ジップロックや金属製トレイを使って、科学的に食材を美味しく保つ技を確立。

 著書『週1回の買い物でOK! 冷凍名人が伝授 冷凍保存でこんなに節約?』から、技の一部を伝授してもらいましょう。


ぴちっと冷凍するには 3つのテクでOK!

 冷凍保存のコツを知って、おいしさ倍増できる冷凍ツールを使いこなしましょう。

[1]ラップ&冷凍用保存袋 または保存容器

 ラップは食材が空気に触れて酸化し、品質が劣化してしまうことを防ぐ大事な役割を果たします。ただ、ラップには微細な穴が空いているので、これだけでは乾燥したり、臭いが移ったりするので、二重保存にしておいしさをキープします。

[2]シール&油性マジック

 冷凍保存したものは、2~3週間で食べきるのが理想。だから食材名と冷凍日は必ず書き込んでおきます。「これ、いつのだっけ?」と捨ててしまうことがなくなります。

[3]金属製トレイク

 安心でおいしい冷凍保存の最大のポイントは“ 急速” に冷凍することです。そこで活躍するのが熱伝導率のいい金属製のトレイ。金属製バットや菓子缶のふたでも大丈夫です。

◆これはNG冷凍です!

 パックのままやビニール袋に入れたまま冷凍。ラップをしていないので臭いが移ったり、乾燥してしまいます。また固まりのままなので解凍でムラができて、おいしさが逃げてしまいます。

2020.08.08(土)
文=岩﨑啓子