「みなさん、 “耳野郎”というあだ名で覚えてくださって」

――韓国ではふたつのケーブルテレビの視聴率記録を塗りかえる作品に立て続けに出演されて、人気が急上昇しています。日常生活で何か変わったことはありますか?

 「芝居をずっとやってきて、ドラマは『ベートーベン・ウィルス』(2008年、チャン・グンソク主演)で小さな脇役で出演以降、時々本当に小さな役をやっていました。

 役らしい役は『マイ・ディア・ミスター ~私のおじさん~』(2018年)からでしょうか。それでも、街を歩いていても気がつかれる方はほとんどいませんでした。

 ところが、最近はマスクをしていても “耳野郎”や”ジェヒョク”(ドラマ『夫婦の世界』での役名)を見ていましたって声をかけてくださる方も増えて、驚いています。

 特に”耳野郎”は、ドラマではチョン・マンボクという名前があるのに、みなさん、 “耳野郎”というあだ名で覚えてくださって。そんなことは今までなかったことなのでとてもうれしいです」

2020.07.11(土)
文=菅野朋子
写真=Junwoo Cho