森のキノコレクション

アミガサタケ

「頭が丸いタイプのモリーユ。西洋人にとってはモリーユ探しは春のレジャー。私も“花よりモリーユ”です」

タマゴタケ

「卵のように白いツボから出てきます。おいしいですが毒キノコのベニテングタケに似ているので要注意」

アカヤマドリ

「こちらはまだ子どもキノコ。大きくなると傘はひび割れて花のように開きます。連なって生えるのも特徴」

ホウキタケ

「根元から深く枝分かれし、先端は紅色と、まるでサンゴのような美しさ。秋になると雑木林に群生します」

ススケヤマドリタケ

「4種類あるポルチーニの一種で、傘が黒いもの。フレッシュなものは蟻が集まるほど甘みがあるんです」

ハナビラタケ

「初夏から秋に現れる、森のブーケ。栽培も増えていますが、森では“幻のキノコ”とも呼ばれ、貴重です」

コウタケ

「漢字で書くと『香茸』。実際に香りが強く華やかで、店ではキャラメルに。夏と秋に2回短い旬が訪れます」

ヤマドリタケモドキ

「別名『サマーポルチーニ』。傘はフェルトのようにふわっとしていて、湿ると粘り気が出るのが特徴」

キノコ愛が伝わる お手製キノコ図鑑!

 お店には内堀シェフとマダムお手製のキノコ図鑑も。撮り下ろし写真のほか、おすすめの食べ方などキノコ情報が満載なので、ぜひ見せてもらいたい!

E.Bu.Ri.Ko

所在地 長野県北佐久郡軽井沢町大字軽井沢1157-6
電話番号 0267-42-3033
営業時間 11:30~13:30 L.O. 17:30~19:30 L.O.
定休日 水曜、月2回連休あり
http://www.eburiko.com/
※要予約

2020.06.25(木)
Photographs=Nanae Suzuki

CREA 2020年6・7月合併号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

この記事の掲載号

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偏愛の対象は人それぞれ。愛するものと出合った人たちの言葉は、どれも純粋な喜びに満ちていて、耳を傾けているだけで幸せな気分にしてくれます。パンダに魔女っ子おもちゃ、脚付きの器にカツカレーの食べ方まで。マイワールドを謳歌する人々の“偏愛”を盛りだくさんでお届けします。気になる作品満載のBOOK in BOOK「愛してやまない映画とドラマ」も必見です。