「木村さんはSMAPに関して……」

 周囲の期待は高まるばかりだが、肝心の木村にはまったくその気はないようだという。

 「実現するとしたら、自由になった中居さんと『地図』の共演でしょう。木村さんは解散劇の最中からほかのメンバーとの関係を断ってきたこともあり、SMAPに関しては相変わらず頑なで、5人再結集はむずかしい。

 木村さんはSMAP再結集に関して、ハッキリ拒否しているわけではない。しかしスタッフが木村の言外のメッセージを忖度し、本人に持ちかけることはないでしょう。木村さんはもはやジャニーズ事務所内でも“別格”の存在ですから。

 自分の発言力の大きさもよくわかっていて、事務所に対してアレコレ言うのはここぞというときだけです」(テレビ局関係者)

 先行き難しそうな話だが、明るい兆しがないこともない。山下智久(35)の台頭である。ジャニーズ事務所の“重鎮”となった木村の代わりに、事務所に対して積極的に意見をしているのだという。新型コロナ支援プロジェクトについても“直言”があったようだ。

木村拓哉のインスタにも登場した山P

 「このプロジェクト、当初はジャニーさんの姪っ子である藤島ジュリー氏がプロデューサーだった。しかし山Pが『滝沢さんをプロデューサーにして前面にだして、ジュリーさんはエグゼクティブプロデューサーとして名を連ねたほうがいい』と意見し、体制が見直されたそうです。

 さらに、『Jr.や若いジャニーズのコたちにSTAY HOMEを厳しく言ったほうがいい』と事務所のスタッフに提言しているのも山Pなんです」(同前)

 山下は滝沢秀明に憧れてジャニーズ入りし、2003年に「NEWS」の一員としてデビュー。2011年にグループを脱退したが、その後は俳優、歌手としてソロで活躍。

 最近では、『青春アミーゴ』(修二と彰名義)以来15年ぶりに亀梨和也(34)とのコンビ「亀と山P」でアルバムの発売が決定。木村にも可愛がられており、木村が5月8日夜に開設したInstagramの公式アカウントにも登場している。

 「山下はジャニーズでちょうど“中堅ドコロ”の立場です。キムタクや滝沢から可愛がられている一方で、あとからデビューした年下チームからの“愚痴”の吸い上げもしている。最近はその内容をバシッと事務所に意見することが多いと聞きます」(同前)

2020.05.29(金)
文=山本 雲丹