アイドル帝国・ジャニーズ事務所の“底力”を見せつけるニュースが発表された。V6、Kinki Kidsそして嵐など、15組75人のジャニーズタレントが集結し期間限定ユニット「Twenty★Twenty」を結成。

 Mr.Childrenの櫻井和寿(50)が書き下ろしたチャリティーソング「smile」をリリースし、収益金は新型コロナウイルス感染拡大防止の支援に役立てるというのだ。

 「コロナ禍で低迷するエンタメ業界に於いて、豪華な顔ぶれのチャリティーはパッと花が咲いたようなニュースです。ジャニーズ事務所は2018年夏頃から『Smile UP! Project』と称して幅広い社会貢献と支援活動を始めました。

 これまでも2018年7月の豪雨での災害支援や、2019年に台風15号・19号で甚大な被害を被った地域への炊き出しなどを行ってきている。

 そして新型コロナ感染拡大が深刻化してからは、コロナ支援を打ち出したんです」(スポーツ紙芸能デスク)

嵐のメンバーから「チャリティーソングはどうかな」と提案が

 櫻井とのコラボ企画が立ち上がったのは、そんな活動の最中だった。しかも企画を提案したのは、あの人気グループだという。

 「2020年いっぱいで解散を発表している『嵐』ですよ。嵐は3月29日から4日間、YouTubeでスペシャルライブの配信をしたのですが、その企画段階でメンバーが『チャリティーソングはどうかな』とタッキーこと滝沢秀明ジャニーズ副社長に提案したんです。

 滝沢副社長は話が速いですから、すぐに参加メンバーを決め、4月にはミスチルの櫻井さんに楽曲を依頼しました。櫻井さんも長年『aP bank fes』の収益金で慈善活動に熱心に取り組んでおり、ジャニーズとの初コラボのオファーを快諾したそうです」(同前)

 錚々たるメンバーが取り組むコロナ支援。ほかにも関ジャニ∞やKAT-TUN、Hey! Say! JUMPなど、CDデビューしている人気グループの面々がずらりと顔を並べている。しかし、1組と2名は今回参加しない。

 2年前に山口達也(48)が強制わいせつ容疑で契約解除となり、現在活動休止中のTOKIO。そして今年3月、FRIDAYに「未成年とのラブホ飲酒」を報じられ活動自粛中のSnow Manメンバーの岩本照(27)だ。

 「チャリティーに“不祥事”を思い出させる名前はそぐわないですからね。TOKIOはメンバー側から参加を断ったそうですが、SnowMan岩本の活動自粛継続は事務所側の判断です。

 そして5月15日にはNEWSの手越祐也(32)の不参加も発表されました。『週刊文春』(2020年5月21日号)で報じられた緊急事態宣言下で開いた“ガールズパーティー”が原因です。ジャニーズは事実を認めて謝罪。手越の『Twenty★Twenty』不参加も発表しています」(同前)

 数々の波乱含みではあるが、ともあれ最終的に75人もの大所帯ユニットが結成された。現在進行中のレコーディングは「3密」を避けるために時間をずらし、1人ずつスタジオで歌入れを行っているという。

 だが、女性誌記者は「チャリティー活動が華やかになればなるほど、“あのグループ”の不在が際立つ」と語る。

2020.05.29(金)
文=山本 雲丹