今秋、ポーラが世に送り出したのは、肌研究の“集大成”ともいえる「脳と肌」の関係に着目した新発想の美容液。その魅力を、美容ジャーナリスト・吉田昌佐美さんが解き明かします。


驚きのデザインにも意味がある

「好奇心」を高めることで肌に良い循環が生まれることに着目し、成分やテクスチャー&香り、デザインまでこだわり抜いたB.A最高峰の美容液。手のひらで“感じる”独自の美容法も注目。 B.A グランラグゼIII[医薬部外品] 50g 72,000円、リフィル 69,000円/ポーラ
「好奇心」を高めることで肌に良い循環が生まれることに着目し、成分やテクスチャー&香り、デザインまでこだわり抜いたB.A最高峰の美容液。手のひらで“感じる”独自の美容法も注目。 B.A グランラグゼIII[医薬部外品] 50g 72,000円、リフィル 69,000円/ポーラ

 ポーラ B.Aが目指すのは、肌の美しさだけでなく、その人の生き方までも輝かせる「生命美」。

 研究テーマも皮膚科学から筋肉や血管、認知科学、感性研究など多岐にわたり、最新の知見を盛り込み、確かなお手入れ実感を届けるブランドだ。その最高峰「B.A グランラグゼ」の第3世代となる新美容液はさらに領域を広げ、脳科学発想へと進化。

 脳が肌の弾力感に関係していたという発見はとても興味深いが、そのデザインがまた驚き。ひと目見て、「これが化粧品!?」と思った人も多いだろう。

 実はこの独特の形、意味があってデザインされたものなのである。人間は未知のものに触れたとき「なんだろう?」とか、「もっと知りたい」という感情が生まれる。こうした“好奇心”が今回のキーで、パッケージには好奇心を刺激するような設計が施されている。

 たとえば、ひと際大きなドーム型のキャップは建築物などに応用されるカテナリー曲線を取り入れたもの。頂点から湧き上がるようなオーバル模様は自然界の黄金比とよばれるフィボナッチ数列がヒントになっているらしい。

 黒は人々の感性を無限に拡げる境界のない色、キーカラーのイマジネーティブターコイズは創造を表す色。折り紙を思わせる一枚仕立ての外箱までこだわりがぎっしり。

 見て触れて感じて。グランラグゼの最新アプローチはここから始まっている。

2019.11.15(金)
Text=Masami Yoshida
Photographs=Satoko Munetaka

CREA 2019年12月号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。

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