料理を「作らない・作れない」ことに罪悪感を持っている人に贈る、ベテランフードライター・白央篤司さんの金言&レシピ。
冷凍食品にちょい足しするのも立派な自炊。簡単なことから始めてみませんか?
こんにちは。突然ですが、最近よく思うことをふとツイートしたら、「いいね」が1万4千超えと結構な反響が返ってきて驚いたんです。
それぞれ補足すると、
◆01 ごはんを作ってもらってたら箸、小皿、飲み物容器などは用意する
料理が終わり、さあ食卓に運ぶぞというとき「出すだけ」で済む。これ、うれしいものです。なんたって、みんなすぐに食べられますからね。
せっかく作ったのだから、熱いものは熱いうちに食べてほしい。作った本人だって、すぐに食べたい。「はい、できたよー」と声がけしたら、取り皿や箸などを用意してくれると、うれしい。
◆02 食べ終わった皿は流しに運び、さっと水で濡らしておく
使った食器を水で濡らす、水につける。ここポイント。その後の洗いやすさ、全然違いますから(ごはん茶碗なんか特にそう)。
◆03 作ってもらったら洗い、乾いたらお皿を元の位置に戻す
「洗ったお皿を元に戻す」、いわゆる「名前のない家事」ですね、この面倒くささは一度や二度やったぐらいでは分からない。単純作業もいいとこですから、「こんなことが面倒なの?」と言われてしまいがち。
心にオリが溜まるような作業のひとつ、とでもいいましょうか。
言うまでもないですが「必ずこうしよう」「こうすべき」と提言してるわけじゃないです。家やカップルによって、ありようは様々。得手不得手はバラバラでしょうし、それぞれがカバーし合えてたら言うことなし。
「別にやってほしいと思わない、全部やってあげたい」と思う人だって、いるでしょう。
2019.10.25(金)
文=白央篤司