とろみ料理の調理が劇的に楽に!
驚きの便利アイテムとは?

 本連載では毎回必ず「日々の調理や食事をちょっとラクにしてくれるコツやアイテム」も紹介していますが、今回紹介したいのは日清「水溶きいらずのとろみ上手」。

 「水溶き片栗粉でとろみをつける」のが必要な料理、けっこうありますよね。片栗粉をとって水で溶いて、熱々のところに加えて全体を混ぜ、再度加熱してとろみをつける……といったプロセス、慣れないとわりに面倒なひと手間。これが一気にラクになるんです。

 炒めたところに直接パウダーをふりかけ、数回振って合えればもう……とろりん。最初使ってみて「べ、便利ッ……!」と声に出ましたね、もっと早く使えばよかったな。水で溶いてないので味が薄まることもありません。

 先日は豚キムチに使用。麻婆豆腐や中華丼、野菜炒めを作ろうという気持ちのハードル、グンと下がりましたねえ。弁当のおかず作りなど、汁気を出したくないときにも重宝してます。

 いまは本当に「調理をラクにしてくれるもの」が各メーカーでいろいろと研究されて、発売されています。昔ながらのやり方もいいけれど、知らないのはもったいない。次回は粉状味噌と液状味噌をご紹介しますね。

 晴れ間の少ない時期、どうぞお体ご自愛ください。また来月。

白央篤司(はくおう あつし)

フードライター。日本の郷土料理やローカルフード、「暮らしと食」をテーマに執筆。主な著書に『にっぽんのおにぎり』(理論社)『ジャパめし。』(集英社)など。去年の11月に発売された『自炊力』(光文社新書)が現在4刷で話題に。
http://hakuoatsushi.hatenablog.com/

Column

白央篤司の罪悪感撲滅自炊入門

料理を「作らない・作れない」ことに罪悪感を持っている人に贈る、フードライター・白央篤司さんの金言&レシピ。冷凍食品にちょい足しするのも立派な自炊。簡単なことから始めてみませんか?

2019.07.17(水)
文=白央篤司