結婚や恋愛の幸せって何だろう? と
考えるきっかけをくれる作品です

 4年ぶりの連続ドラマ出演となる杏さん。東村アキコさん原作だったことが、復帰の後押しになったという。

「『ママはテンパリスト』『海月姫』『かくかくしかじか』『美食探偵 明智五郎』……東村さんのマンガはほとんど全部読んでいます。

 どれもグサッとくる鋭い視点があり、ものすごく笑える部分と泣ける部分があり、脇役までみんな魅力的。いつか東村作品の役を演じたいとずっと思っていました」

 「偽装不倫」で杏さんが演じる主人公・鐘子は、派遣社員として働く独身のアラサー。成果の出ない婚活に疲れてしまい、結婚を諦めかけている。

「ドキッとするタイトルですが鐘子は不倫をするわけではなく、既婚者のふりをしたら恋が始まってしまって、本当のことを言い出せないまま進んでしまうもどかしいラブストーリーなんです。

 鐘子は生真面目で慎重な性格だから、意図しない場所で偶然生まれた恋じゃないと走り出さなかったのかなと思うし、本当のことが言えないのは、自分に自信がないからかもしれない。愛おしくて、応援したくなる女性です」

次のページ 相手役・宮沢氷魚さんの 胸キュンポイントとは?

CREA 2019年8・9月合併号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。