はじめての妊娠、出産にあたっては、不安なことやわからないことなど悩みや疑問が次から次へと押し寄せるもの! 先輩ママに聞くのも手だけど、日々更新されていく情報もある……。
そこで、みんなの「?」を解決するべく2012年現在の最新情報を集めました。知っておくと安心なトピックを5回にわたり紹介しています。今回は第4回、泣きやませテクです。
» 第1回 母子手帳&手帳ケース
» 第2回 ベビーキャリア
» 第3回 子育てお助けアプリ
» 第5回 「母乳」のやめどき
泣きやまない我が子を前に、途方に暮れる……子育て中、誰もが一度は体験するそのときのために、知っておいて損なし! マル秘テクで慌てずめげず乗り切ろう。
泣きやませだって、ひとつのコミュニケーションと心得て
赤ちゃんにとって「泣く」ことは何かを訴える唯一の手段であり、決して悪いことじゃない。そうわかっていても、電車の中や公共の場など、泣かれると困るシーンもあるし、ずっとじゃ滅入ってしまう……。そんなときは、これも赤ちゃんとのコミュニケーションと頭を切り替え、しっかり向き合ってあれこれ試してみよう。うまく泣きやんでくれれば子育てにちょっと自信がつくし、笑顔になったときの喜びはひとしお。
泣きやませのスタートは、まずその理由を探ることから。おなかがすいていないか、おむつが濡れていないか、暑かったり寒かったりしないか、眠くなっていないか。基本的な欲求をチェックしたら、泣き方にいつもと違うところがないか、顔色、熱や痛みの原因になる傷がないかなどよく観察し、少しでも異変があればすぐ受診を。また、泣きながら同じところを触っていたら、そこにかゆみや痛みがある可能性もあるので注意して。
肺が鍛えられるから、憂さ晴らしになるから「泣きやむまで泣かせとけばいい」という説もあるけれど、泣いているのは理由があるから。それがたとえ、抱っこしてほしいだけだったとしても、赤ちゃんにしてみれば「泣いて呼んでも来てくれない」ということになる。
疲れていることだって、忙しいときだってあるけれど、泣いたらしっかりあやしてあげよう。泣きやませの繰り返しが、母親への信頼感をつくるのだと思えば、決して難しいことではない。
基本の泣きやませテク
まずは基本テクからトライ。いろいろ試して我が子の泣きやむ“ツボ”を発見しよう。
スキンシップで落ち着かせる
基本中の基本は抱っこ。左胸に赤ちゃんの頭を密着させ、鼓動を聴かせるといいとか。首がすわったら、縦抱っこやスクワットで上下に揺らすのもアリ。
視覚でひきつける
月齢が上がってきたら、鏡、いないいないばあ、飛び出す絵本、カメラ、風船など、パッと見てひきつけられるものを試してみよう。好みがわかればかなり有効。
音で驚かせる
驚かせるといっても、ビクッとさせては逆効果。代表的なのはレジ袋のガサガサ音で、月齢の低い子によく効くという。歌を歌ったり、唇や舌で音を出す方法も。
左:ボタンを押すとレジ袋音が流れるおもちゃ。手に持てるようになったらマラカス遊びも。レジ袋音のラトル¥714/ピープル
2012.11.05(月)
text:Eriko Matsuda