はじめての妊娠、出産にあたっては、不安なことやわからないことなど悩みや疑問が次から次へと押し寄せるもの! 先輩ママに聞くのも手だけど、日々更新されていく情報もある……。
そこで、みんなの「?」を解決するべく2012年現在の最新情報を集めました。知っておくと安心なトピックを5回にわたり紹介しています。今回は最終回、「母乳」のやめどきです。
» 第1回 母子手帳&手帳ケース
» 第2回 ベビーキャリア
» 第3回 子育てお助けアプリ
» 第4回 泣きやませテク
個人差の大きい卒乳のタイミングは、1歳を迎える頃になると誰もが頭を悩ませる問題。適切な卒乳時期や方法について、東京医療保健大学の米山万里枝先生に教わった。
卒乳は子どもの人生初めての卒業式
「母乳は母と子をつなぐ大切な手段。卒乳に年齢制限はありません。母子の自由でいいんです」と話す米山先生。
「大切なのはママと赤ちゃんが納得しておっぱいを卒業すること。卒乳は赤ちゃんにとって人生初の卒業式です。『1歳だから』『復職するから』と親の都合だけでおっぱいを取り上げるのはよくありません。具体的には赤ちゃんが卒業のサインを出していれば卒乳に無理のない時期。こういったサインがあれば、授乳以外の方法で母子がコミュニケーションをとることは十分可能です。絵本を読む、たくさん抱っこをするなどおっぱい以外で赤ちゃんが満足することを探してみて!」
赤ちゃんは日々驚くべきスピードで成長する。ただ無意識に授乳するのではなく、赤ちゃんの様子をよく観察してみて! 無理にやめる必要はないがもし卒乳を考えているなら左記の項目をチェックしよう。当てはまるようなら卒乳への一歩を踏み出しているはず。
教えてくれたのは……
米山万里枝先生(東京医療保健大学)
東京医療保健大学大学院医療保健学研究科教授。学生を教えるかたわら、母子の心と体のサポートや、後輩助産師の育成などにも力を入れている
2012.11.06(火)
text:Ikuko aihara