マレーシア人の宴の
定番料理といえばカニ!
友人や家族が集まり、いつもよりちょっと贅沢な食事を、というとき。日本人が思い浮かべるのはウナギやすき焼きでしょうか。
マレーシアではずばり、カニです。
海に囲まれたマレーシアは、シーフード大国。エビ、イカ、カニ、貝、魚などを提供する海鮮の店はとてもポピュラーで、なかには水槽から活きた魚介を選ぶタイプの店もあります。
これらの店で、もっとも華やかなメイン食材といえるのがカニ。
ハレの日にはみんなでシーフード店を訪れ、にぎやかにカニパーティーを楽しむのです。
![水槽から選ぶレストランでは、人数に合わせてサイズや個数をリクエストできる。価格は食材費(グラム単位で設定)+調理代。注文を確定する前に、選んだ魚介の重さを測ってもらえば、値段がわかる。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/4/9/-/img_495e877e629bb9121bddcc1f35d79722262607.jpg)
![ペナンやクチンなど海辺の町では、半屋外のシーフード店があり、気軽な値段でカニを味わうことができる。カニの種類は、殻が硬く大きな爪をもつマッドクラブが主流。店によるが、500gで50マレーシアリンギット程度。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/0/4/-/img_042eaed8f8501612e72ba96fe4ff04d6243363.jpg)
![クアラルンプールで人気のカニの店「ファッティークラブ」。スパイシーなチリソースが人気で連日行列。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/3/5/-/img_357f1b06b0b1535018bffb103653ab5e210907.jpg)
さて、そんなカニ好きのマレーシア人が、どんなカニ料理を食べているかというと、これがビックリ!
日本のカニ料理からは想像できませんが、“炒めて”食べるのです。
中華鍋で油を熱し、にんにくなどで香りをつけたら、甲羅ごと豪快に放りこんで特製ソースをからめます。
そして、このソースこそがマレーシアのカニ人気を支える立役者。個性的でヤミツキになる味が多数!
それではさっそく、人気のソースを紹介しましょう!
2019.03.17(日)
文・撮影=古川 音(マレーシアごはんの会)