マレーシアで食べた
衝撃のカニ料理の数々

 さて、こんな料理もありました。たとえばフレーク状のガーリックチップがどっさりのったもの。カニが見えません。

 地方都市イポーで出合ったのは、カレーパンならぬ、カニパン。

 ゆうに2斤はある巨大な食パン。中を開くと、殻付のチリクラブがどーん!

 外側の食パンをちぎって、中のチリソースに浸しながら食べました。

 最後に、カニは好きだけど食べにくくて……という方へ。

 わかります。マレーシアでなぜこんなにカニが人気なのかというと、手食の文化の人が多いので、手が汚れることを気にしないから。

 また、食事の時間をゆっくり取るのは当たり前で、食べるのに時間がかかっても平気なのです。

 カニ専門店では、カニばさみや小型のハンマーがテーブルの上に用意されているので、それを使ってみましょう。

 ハンマーで殻を叩き割って、身を手づかみし、食パンをソースにつけて、ワイルドに! 童心に返ったかのようなワクワク感もありますよ。

 少人数の旅ではポーション的にキビシイかもしれませんが、できるだけサイズの小さいカニを選ぶことは可能です。

 ぜひ旅のハイライトとして、華やかなカニを味わってみてください。

マレーシアごはんの会 古川 音(ふるかわ おと)

「マレーシアごはんの会」にて、マレーシア料理店とコラボしたイベント、マレーシア人シェフに習う料理教室を企画・開催。クアラルンプールに4年滞在した経験をもち、『ニッポンの評判』(新潮新書)のマレーシア編、『ナシレマッ!』(Malaysia Gohan kai)を執筆。マレーシアごはんの会の活動のほか、情報サイト「All About」でのマレーシアライター、食文化講演も担当している。
オフィシャルサイト http://malaysianfood.org/

Column

マレーシアごはん偏愛主義!

現地で食べたごはんのおいしさに胸をうたれ、風土と歴史が育んだ食文化のとりことなった女性ふたりによる熱烈レポート。食べた人みんなを笑顔にする、マレーシアごはんのめくるめく世界をたっぷりご堪能ください。

2019.03.17(日)
文・撮影=古川 音(マレーシアごはんの会)