#164 Apulit Island
アプリット島(フィリピン)
![“フィリピン最後のフロンティア”と呼ばれるノーザンパラワンのアプリット島。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/b/f/-/img_bf2a93ac3e68102069a93c69bbe73789175813.jpg)
水上コテージ先進国といえば、やはりモルディブやタヒチ。モルディブは多種多様なタイプが揃い、一方のタヒチはポリネシアの伝統様式を守っているのが特徴です。
では、アジアにも水上コテージはある?
もちろんアジアにもあり、ネイチャー系か、大型デラックス系に大きく分かれる傾向があるようです。そしてリーズナブルなところが多いのも特徴でしょう。
![白い十字架が南側の丘の上に立ち、リゾートを見守っています。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/c/c/-/img_cc5709fe168691a878ead2a36472f9e3185380.jpg)
今回ご紹介するフィリピンのアプリット島は、50室すべてが水上コテージ。ネイチャー系ながら、ほどよくモダンな快適仕様。
水上コテージは、どうも一生モノの体験というイメージから力んでしまいがちですが、美しい島の自然を楽しみながら肩の力を抜いて過ごすことができます。
![両側にアウトリガーがついた伝統的なスタイルの船でリゾートへと向かいます。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/8/7/-/img_8727d43ad70b09e203317e6ad08e7e18169485.jpg)
この島が位置するのは、“フィリピン最後のフロンティア”と呼ばれるパラワン島北部(ノーザンパラワン)、スールー海に浮かんでいます。
18ヘクタールの島に、「アプリット アイランド」というリゾート1軒があるのみ。
かつて「クラブノア・イザベル」というリゾート島でしたが、エルニドリゾーツに加わり、2017年12月に全面リニューアル。
ただ、“エルニド”としながらも、同系のミニロックやラゲンとは島を挟んで反対側になります。
![到着すると、おしぼりとパンダナスの葉で編んだネックレスのプレゼントが。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/c/9/-/img_c92643d630c8a08951d81f0498dcc62c204701.jpg)
アプリット アイランドは島の南部、背後に崖が迫る入り江にリゾートを展開。
桟橋に船が着くと、大勢のスタッフが「パラワンマーチ」というウェルカムソングで迎えてくれます。伴奏はギターとタンバリンのみでも一生懸命に歌う姿には、心づくしのもてなしを感じます。
2019.01.05(土)
文・撮影=古関千恵子