溶岩が生み出した自然のアート

■クヴェリル

 ミーヴァトン湖の北東に広がる地熱地帯。草も木もない荒野に、黄色や緑、灰色、青などの泥沼が点在。

 沼はぶくぶくと泡立ち、噴気孔からシューッと噴き出る白煙であたり一面硫黄のにおい。有毒ガスが危険なエリアもあるので、遊歩道から外れないように。

■ディムボルギル

 ミーヴァトン湖の東にある、アイスランド語で“黒い砦”という意味の溶岩の平原。漆黒の奇岩や柱状の岩、ぽっかりと穴があいた岩壁など、溶岩によって生み出された地形はまさにアート。

 北欧の神話によると、天国から追放された悪魔が降り立ち、ここに悪魔の墓場を作ったとか。さらに、アイスランドにいる13人のサンタクロースたちはここに住んでいるとの逸話も。

■ゴーザフォス

 アイスランド第2の都市アークレイリに近い瀑布。落差は12メートルほどながら、幅は30メートル以上。

 1,000年ほど前にアイスランドがキリスト教に改宗する際、信仰の対象だった北欧の神々の像をこの滝に投げ込んだことから、“神々の滝”という意味の名が付けられた。

【取材協力】
フィンエアー

http://www.finnair.co.jp/

インスパイアド・バイ・アイスランド

https://www.inspiredbyiceland.com/

古関千恵子 (こせき ちえこ)

リゾートやダイビング、エコなど海にまつわる出来事にフォーカスしたビーチライター。“仕事でビーチへ、締め切り明けもビーチへ”をループすること1/4世紀あまり。世界各国のビーチを紹介する「世界のビーチガイド」で、日々ニュースを発信中。
「世界のビーチガイド」 http://www.world-beach-guide.com/