火山と氷河の国アイスランドの自然は、これまでの価値観をがらりと塗り替えるほどドラスティック。クジラが暮らす北極海に、茫漠とした大地に迫力の瀑布、目にする全部が冒険だ。
フィンランドでストップオーバーすれば、洗練のデザインに彩られた街歩きも楽しめる。
人智を超えた大自然と、人の感性が生むデザイン、いわば両極の醍醐味を一度の旅で!
フーサヴィークは「クジラの首都」
![ヨーロッパで最も人口密度が低いというアイスランド。見渡すかぎりの荒野が続く。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/5/c/-/img_5c191e6e932ec1c0dc0e177fb555b81e112011.jpg)
ヨーロッパ最大にして国土の10分の1を占める氷河や、平均して5年に一度噴火するという世界有数の活火山、氷と火の国アイスランド。
今回は北部エリアを中心にご紹介。目指すは世界最大の動物、シロナガスクジラに会いに北極海に面した港町フーサヴィークへ。
![海を見晴らす丘の上に立つ羊小屋。渋い色合いの中、赤い屋根が映える。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/3/1/-/img_31fffc6013bb43c999903ee6599239fc116079.jpg)
![断崖絶壁の向こうに北極海。自然の荒々しいパワーを感じる。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/3/4/-/img_34ffcad93cdaae313fde0e44a4d1459b86742.jpg)
![スキャゥルヴァンディ湾の東海岸にある港町フーサヴィーク。ここ10年ほど、ホエール・ウォッチングで有名に。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/5/2/-/img_5233b7e87c6e9bbf7830f765a14b25d7127055.jpg)
870年にはじめてスウェーデン人のバイキングが入植した、アイスランドの黎明の地、フーサヴィーク。人口はわずか2,200人ほどの小さな港町ながら、“ヨーロッパのホエール・キャピタル”と呼ばれ、夏にはクジラ目当てに多くのツーリストが訪れる。
![港に並ぶホエール・ウォッチングツアーのショップ。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/5/8/-/img_58ce83e48c2aff293e06aafce5d2d7ec116683.jpg)
2018.08.01(水)
文・撮影=古関千恵子