阪神間の高級住宅街として知られる芦屋に、2018年5月、日本茶をゆっくりと楽しめるお店ができました。JR神戸線芦屋駅から北東へ歩くこと約7分。「茶庵 瀧家」は、宮川の畔のビルの1階にあり、入口には鮮やかな赤色の暖簾がかかっています。
![外観。横を流れる宮川ごし、西側から見た様子。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/6/e/-/img_6e8a4ab939c8d59dd080711af4e90053187652.jpg)
![エントランス。赤い暖簾が目印。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/c/2/-/img_c2300e7b86221c6f261a88bcf472d09b253192.jpg)
入口すぐのコーナーは、ギャラリーのよう。普段は、お店で使っている器の作家6人の作品が並んでいます。信楽焼、丹波立杭焼、唐津焼、備前焼、常滑焼と多彩。
右:入口すぐのコーナー。作家物の器が並んでいます。
同じくお店で使用している木工品もあって、気に入ったら買って帰ることもできます。お店で飲めるお茶の茶葉だけでなく、こだわりの卵や調味料なども置いてあり、結構人気なのだそう。
![茶葉が並ぶ棚。お気に入りを購入できます。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/f/4/-/img_f42b40401f44ca5e3f753d4d2ee51e56115881.jpg)
イートイン席は左手奥。テーブル席とカウンター席がゆったりと配されていて、落ち着いた雰囲気です。
![広々した店内は、赤い椅子が印象的。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/6/5/-/img_654d1967406b3f5fedbc1b53ef5dbc38106889.jpg)
![カウンターは6席。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/d/5/-/img_d576d724ae6211c5f467d4de455d0d75112828.jpg)
「お客様にゆっくりしていただける空間、多くの人に出会える場所になればいいと思っています。これまで世界の食品を扱う会社で働いてきました。これからは、日本のおいしいものを見直したい」と代表の瀧川恵美さん。
![左から、責任者の藤田真紀さん、代表・瀧川恵美さん、スタッフ・山本千春さん。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/6/4/-/img_643c3230d540f2f50d8310e2b2fdc50f94461.jpg)
昨年夏からスタッフと一緒に日本茶の勉強を始め、各地のお茶農家や茶器を作る作家も訪ね歩きました。さらに、2カ月余りかけて、京都で日本茶を出すお店も巡り、方向性を固めたと言います。
![カウンターの後ろには、茶器がずらり。](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/d/8/-/img_d87025a1ff231780811847f67c3a0025106713.jpg)
「たくさん試飲して、お茶を分けていただきたいお茶農家さんを決めましたが、その時はまだ、お店はできていません。自分達が創りたいお店について熱い想いを伝えて、お茶を分けていただく約束をしました」
茶葉の扱い方や保管方法は、お茶農家さんから教えてもらったのだそう。
2018.07.22(日)
文・撮影=そおだよおこ