猫を愛でながら
ワインテイスティング
キプロスでのワイン造りは6000年もの歴史がある。「ワイン村」については前回のオモドス村の記事内でご説明したが、四国の約半分という国土に52軒ものワイナリーがある。そのうちの1軒を訪ねた。レティンブウ村から車で10分ほどのレモナ村にある「ツァンガリーデス・ワイナリー」だ。
「ツァンガリーデス・ワイナリー」は、年間20万本ものワインを造っている。自家農園のオーガニックのブドウを使った10種類と、キプロスの他の農園のブドウとのブレンドの5種類のワインだ。
このワイナリーでは、キプロスの希少品種マラセフティコというブドウを使ったり、オーガニックにこだわったり、キプロスのワイナリーのなかでも精力的に新しい取り組みに力を入れている。
石を積み上げたキプロスの伝統的な造りの建物には居心地のいいバーカウンターやテラスがあり、ここで試飲してから気に入ったワインを購入することができる。
右:ワインを試飲していたら足もとにすり寄ってきた猫。ワイン樽の前にちょこんと座った。
テラスで試飲を始めたらさっそく猫がやってきた。キプロスでは、街でも、山あいの小さな村でも、猫は人を恐れずに近寄ってくる。キプロスの人々は猫たちとの距離が近いと感じさせられるひとときだ。そんな楽しい試飲を終えてからワインを購入した。
Tsangarides Winery
(ツァンガリーデス・ワイナリー)
所在地 Lemona, Paphos
電話番号 26-722-777
https://www.facebook.com/TsangaridesWinery
2017.11.16(木)
文・撮影=たかせ藍沙