Magnificent View #1340
ラジャアンパット諸島(インドネシア)
(C)Darryl Leniuk / Masterfile / amanaimages
赤道を挟む広大な海域に、1500以上もの島や岩礁が点在する、ラジャアンパット諸島。
ここは世界でも有数のサンゴ礁の広さと、動植物の固有種数の多さを誇る。どこまでも続くサンゴ礁に迎えられ、次から次へとやってくる魚の群れやウミガメたちとすれ違う海の中は、まるで竜宮城。その美しさと豊かさは、各国から訪れるダイバーたちを虜にする。
ラジャアンパットとは、インドネシア語で「四人の王」という意味。15世紀、ある女性が見つけた7つの卵のうち4つが孵り、それぞれから生まれた4人が諸島の4つの大きな島、ワイゲオ島、バタンタ島、サラワチ島、ミソール島を治める王になったという伝説に由来している。
漁業を営み、小さな集落で伝統を守る島民たちの暮らしは、慎ましくも平和だ。メラネシア系とジャワ系の住民は仲睦まじく、旅行者も歓迎してくれるのだという。
自然が豊かで人々も優しい、魅力的な島々。諸島の玄関口であるソロン島まで、インドネシアの首都ジャカルタから国内線を2度乗り継ぎ、さらに船で約1時間と、アクセスはいいとはいえない。簡単には行けない秘境だからこそ、環境も守られ、魅力も増すのだろう。
文=芹澤和美
