子供には眠る能力がある!?
もう1冊が、『赤ちゃんがすやすやネンネする魔法の習慣』。
これは、アメリカで取り入れられているファーバー法というスリープトレーニングをベースにした本です。
本来、赤ちゃんはもって生まれた性格もあって、はじめから1人で寝られる子もいれば、甘えん坊で泣いてばかりの子もいる。
しかし、生後6カ月になればどんな子供でも1人で寝付くことができるようになるので、その赤ちゃんの眠る能力を引き出してあげましょう、という考え方。
具体的には、起きているうちに赤ちゃんを1人でベッドに寝かせて、泣いたら間隔を決めて声をかけに行く(けれど、抱っこをしたり、ミルクをあげたりはしない)。
それを続けていくと、赤ちゃんは「抱っこしてもらえないと眠れない」とか「おっぱいを飲みながらでないと眠れない」とは思わず、1人で寝付くようになるのだそう(最初の数日、大泣きすることがあるので、賛否両論あるようですが)。
私の場合、息子がまだ4カ月だったこともあり、泣かせておく方法を実践したのではなく、自分ができるところを取り入れてみました。
例えば、夜中のおむつ替えは本当に濡れている時だけで大丈夫、とか、1日の最後の授乳はたっぷりと、その後の授乳までの間隔を少しずつあけていく、とか、規則正しい生活リズムをつくる(たいていの子供は夜11時間の睡眠が必要、昼寝の前は少なくとも3時間、夜の就寝前には少なくとも4時間起きているべき)など。
効果的だったのは、宵っ張りだった息子の睡眠サイクルを戻すために、朝起きる時間を1時間ずつ早めていく方法。
最初は11時まで寝ている息子でしたが、10時、9時と寝ていてもカーテンを開けて起こすことで、寝る時間も1時から、12時、11時……と早くなっていったのです。
昼寝も、8時に起きたら11時頃午前中の昼寝を、その次は2時過ぎ、と決まった時間に眠るようになりました。
こんな具合で、息子のタイムスケジュールが少しずつ読めるようになってくると、「次のお昼寝の時間に、ランチの支度をしよう」とか「次のお昼寝の時間に洗濯物と掃除を片付けてしまおう」と予測を持って家事をすることができるようになり、精神的にも楽になったことは言うまでもありません。
そろそろ、6カ月を迎える息子。「泣かせっぱなし」のスリープトレーニングを実行するか、迷っているところです。
Column
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2012.04.04(水)