Magnificent View #1298
ウェーブロック(オーストラリア)
(C)Robert Harding Images / Masterfile / amanaimages
まるで大きな波がそのまま固まったかのような、ウェーブロック。西オーストラリア州のハイデンという街にある巨大な奇岩だ。
この一枚岩は長さ約100メートル、高さ約15メートルもあり、ビッグウェーブそのもの。本来の名前は「ハイデンロック」なのだが、その景観からこのように呼ばれている。
この岩は、花崗岩が数十億年という長い年月、雨や風に浸食されてできたものだが、この地に暮らすアボリジニの間には、その成り立ちにまつわる伝説が残されている。それは、近くのスワン川を渡ってきた七色の大蛇がウエーブロックにぶつかり、そのときに岩がカーブして現在の形になったというもの。
かつてこの岩の上ではアボリジニの各部族が集まり会合を開いていたという。自然が作り出した不思議な岩は、彼らにとって、神聖なものだったのかもしれない。
文=芹澤和美
