(8) ガイドブックの地図の上手な活用法は?
インターネットでの旅行情報の充実は著しいものの、地図に関してはガイドブックのほうがはるかに充実しています。そこでおすすめしたいのがガイドブックの地図に直接自分で調べた情報をどんどん書き込んでいく方法。
書き込みに抵抗があるようなら、ガイドブックの地図の部分のみコピーをとり、ここに手書きで加えていくとよいでしょう。
(9) ガイドブックは重くてかさばるけど、どうすればいい?
ガイドブックは重くて困ると感じたことはないでしょうか。筆者がよくやるのは、必要な都市の部分のみ切り取ってもっていく方法。あるいは自分がすでに行った都市から徐々に捨てていく方法。
ガイドブックは消耗品です。後生大事に持ち帰っても次に旅行するときには情報が古くて役立たないことも。それならば、どんどん切って必要な部分のみを持ち歩くように発想を変えては。
また、最近はガイドブックの電子書籍化も徐々にすすんでいます。たとえば『地球の歩き方』は、一部が電子書籍化されており、書籍版よりも若干安い価格でダウンロードすることができます。
『地球の歩き方』ガイドブック 電子書籍
URL http://blog.arukikata.co.jp/guidebook/e_edition/book_list.php
(10) 日本語のガイドブックでは物足りない場合、どうすればよい?
旅慣れていて、現地のできるだけ詳しい情報がほしいという方には日本語のガイドブックだけでは不十分だと思うかもしれません。そんな方におすすめの英語のガイドブックをあげておきます。
● ロンリープラネット
南極も含め、世界全土を網羅しているガイドブック。もともとはバックパッカー用だったが、現在はすべての旅行者に対応している。特にマイナーな地域についても詳細な記述があるのが特徴。電子版は章ごとにダウンロードできる。
また、電子版は「My Voucher Codes」でほぼ常時30%の割引コードを入手することができる。
ロンリープラネット
URL http://www.lonelyplanet.com/
My Voucher Codes (Lonely Planet)
URL https://www.myvouchercodes.co.uk/lonely-planet
● Fodor's
ロンリープラネットよりもアッパークラスの旅行者をターゲットにしたガイドブック。
オンラインで記事の多くを読むことができる。ホテルやレストランのうち、編集部のおすすめには★(Fodor's Choice)がついており、参考になる。
Fodor's
URL http://www.fodors.com/
● DK Eyewitness Travel Guide
欧州などの観光地でこのガイドを開いている人をよく見かける。
見どころに関する歴史や文化に関する記述が詳しく、図版が多用されているのでわかりやすい。その代わりに交通など、自力で旅行するための情報は少ない。
DK Eyewitness Travel Guide
URL http://www.dk.com/uk/travel/
橋賀秀紀(はしが ひでき)
トラべルジャーナリスト。筑波学院大学非常勤講師。東京都生まれ。著書は『エアライン戦争』(宝島社)など。海外渡航歴は200回以上。執筆、講演の依頼、内容の問い合わせは、CREA WEB編集室まで。
Column
プロがこっそり教える賢い海外旅行術
海外渡航歴は200回以上。安くて賢い旅行術を語らせたら第一人者のトラベルジャーナリストがこっそりCREA WEB読者にだけ教える海外旅行術。これを身につけたら、毎月でも海外旅行に行けちゃいます!
2016.06.13(月)
文=橋賀秀紀