かわいい鳥たちが大集合。“色とりどり”と“鳥”を掛けたタイトルが楽しい。 「小倉百人一首殿堂 時雨殿」がリニューアルし、2018年11月に「嵯峨嵐山文華館」としてオープン。 2階の畳ギャラリーは見たことのない120畳という大空間。名作をゆった~り鑑賞。 伊藤若冲の水墨画と彩色画、若冲が影響を受けた佚山(いつざん)の彩色画が並ぶ。前期の9/9まで展示。 左から、伊藤若冲《竹に雄鶏図》《鷹頭》(ともに18世紀)、《双鶴図》(1796年)。前期の9/9まで展示。 伊藤若冲の初期の傑作《紫陽花白鶏図》(18世紀)。大胆な構図。前期の9/9まで展示。 白鶏の精緻で写実的な描写と、すべてが正面を向く紫陽花の幻想的な表現の対比が見どころ。 QRコードを読み込むと鳴き声を聞くことができる。作品の鳥を眺めながら、鳴く姿を想像してみる? 近代に活躍した画家の作品がずらりと並ぶ。 長沢芦雪《富士越鶴図(えっかくず)》(1794年作)。ユニークで大胆な筆遣いが生む独特の画風に目を奪われる。 タンチョウヅルが首を曲げながら、太陽を背にこちらに飛んでくる、ユニークな作品。 柳沢淇園の《松に雷鳥図》(18世紀)。松の上に止まっている2羽は、雄と雌のつがいのように見えるが、実は両方とも雄。 上村松園《鴛鴦髷》(1935年)。結った髷を合わせ鏡で確かめる姿が愛くるしい。 120畳敷きの大空間では、座ったり、寝転んだりしながら作品を鑑賞することができる。 京都在住の日本画家、中野大輔氏の作品。左の《ひかりあまねく》(2019年)は、この展覧会に合わせて描いた新作。 120畳のギャラリーに併設する32メートルの廊下。椅子に腰掛けて外を眺めると絶景が広がる。 廊下からは、遠景に渡月橋、近景に大堰川を眺めることができる。 庭に面したカフェ。青い空が広がり、夏の緑も目に眩しい。 野外には気持ちの良いテラス席も用意されている。 疲れた体にきく! 「くちどけもちこ」の小倉あんトースト バニラのせ(600円 )と京珈琲アイスコーヒー(430円)。 「バタートースト 京都ポークボンレスハムと10種の野菜のサラダプレート」(ドリンク付き 1,380円)はボリュームたっぷり。国産柚子ソーダ(500円)の爽やかな味を添えて。 湯葉がトッピングされた「宇治抹茶ティラミス~とろ湯葉仕立て」(600円)と京珈琲(400円)。 本展覧会に合わせて作られたA4サイズのクリアファイル(各378円)。 本展覧会に合わせて作られたポストカード(各108円)。 「いろトリどり展」からの帰途、大堰川添いの木の上に一羽のカラスが。見送ってくれているよう。