旅の1日目はその国のヘアメイク文化を見極める
旅先のヘアメイクは現地に行ってから考える。これが一番安全。現地人になりきる必要は無いが、日本人の「丁寧すぎるメイク」は、海外でどうしても浮いてしまいがち。
多くの場合、異国に馴染まないのはベースメイクが重めだからで、まずはファンデーションを塗りすぎないこと。今時は、カバー力ある下地だけでも充分なくらい。
一方、アイメイクは国によって濃さが違うから現地で判断。街に出てぐるりと辺りを見渡せば、すぐその感覚が摑めるはずだ。
また口紅は、濃淡いろいろ持っていって、時間によって塗り替えよう。日中は淡め、ディナーにはしっかりと濃いめ。
日本人は一日同じ顔で生きているが、特に欧米ではそうした濃さ調節のTPOに留意するのも洗練のうち。
国々と香りの相性を無視しない
B:イタリアの陽光を浴びたシトラスの香りが、ローマの街並みに相応しい気品を宿す。アクア ディ パルマ コロニア オーデコロン 100mL 30,800円/インターモード川辺
C:海辺の秘密の庭へ誘う、瑞々しくもウッディな神秘の香り。《地中海の庭》 オードトワレ ナチュラルスプレー 100mL 21,560円/エルメスジャポン
香りは気候とシンクロしてこそ人を心地よくさせる。高温多湿ほど重く感じるのが香りの性質。また食文化や宗教など、国と香調には絶対の相性があって、それを考慮すると精神も整う。
幸いトレンドも今、ファッション系より自然界のありさまをイメージした香りの方が主流だからこそ、旅はいつもと違う香りと出会うチャンスでもあるのだ。もちろん現地で調達する方法もあるが、例えばということで、旅先別に馴染む香りを考えた。
ハワイには涼風のようなメゾン マルジェラのレプリカ ビーチ ウォーク、ローマには太陽に映えるアクア ディ パルマのコロニア、モロッコにはエキゾチックなエルメスの地中海の庭、といった具合。
CREA 2026年夏号
※この記事のデータは雑誌発売時のものであり、現在では異なる場合があります。
