心が折れた...浦井が演劇サークルをやめた理由
――そういえば、さきほど浦井さんが演劇サークルにいらしたという話が出ましたが、そのまま演劇を続けていたらどうなっていたんでしょうね。
玉田 それ気になりますよね。演劇サークルは続かなかったんですか?
浦井 それが、チケット代無料で公演をやったんですけど、幕が開いたら客席に4人しか座っていないことがあって。しかも、そのうちひとりは顧問、もうひとりは身内だったんです。その時に心が折れたんですよね。もうポキッと……。1ヶ月半ぐらいまるまるその公演のために費やして、本番1週間前は授業も休んでくれと言われて、結果それだったので。玉田さんはさすがにそういう経験はないですよね?
玉田 でも始めたてぐらいの頃に、10数人とかはあったかもしれないですね。50人ぐらい入る会場だったので、もうスカスカで。客側だと観客が少ないとちょっとテンション上がったりすることもありますが、やってる側は気持ちが萎えますよね(笑)
――客側でテンションが上がるというのは「ああ、これを見てるのは俺たちだけしかいない、伝説の舞台だ」みたいな?
玉田 そういう感じです。それで言うとテンションがあがったことがあって。一回コロナ直前の時期に北千住のBUoYっていうところで『あの日々の話』っていう公演をしたんです。チケットは完売で満席のはずだったんですけど、記録的な豪雪で電車が止まり、キャンセルが相次いで……。結局、客席は半分くらいしか埋まらなかったんですね。その時のトークゲストが、今回もアフタートークに来てくれるさらば青春の光のお二人だったんですよ。
浦井 物理的にお客さんが来られなかったんですね。
玉田 来られなくて、もう半分ぐらいキャンセルになって。でも二人は普通に来てくれたんですよ。「あのー、めちゃくちゃキャンセル出ちゃいました。すいません……」ってなって。「しょうがないですよね」って言って頂いて、公演とトークをやりました。当然スカスカでしたけど、会場全体に謎の連帯感があったという(笑)。
