各国の焼き菓子がずらり

 取材時にお店に並んでいたお菓子の一部をご紹介しましょう(午後1時で、「フィナンシェ」など、すでに売り切れたお菓子もありました)。

 24~25種類以上ある焼き菓子から、自家製ジャムをサンドしたイギリスの「ビクトリアケーキ」、生地の間にピスタチオのクリームをサンドした「ピスタチオナッツバーム」。この2種類は季節限定。以下は全て定番のお菓子です。

 「洋梨のタルト」、優しい味わいの「クラシックショコラ」。「バスクチーズ」は「濃厚、しっとり、さっぱり」とプライスカードに書かれているとおり、とても食べやすい。フランス西部の港町・ナントの伝統菓子「ガトーナンテ」は、ラム酒がきいた大人味。フィレンツェ発祥といわれる、蜂蜜アーモンドの焼き菓子「フロランタン」は、サクサク、意外に軽い食感。そして、フランス・ブルターニュの郷土菓子「ファーブルトンヌ」。

 特に、「ファーブルトンヌ」が定番というのは珍しい。卵、牛乳、生クリーム、小麦粉で作られる「ブルターニュのお粥」という意味の一品。もちっとした食感で、レーズンがアクセント。持ち帰ったら、ラップをして電子レンジで10秒で、おいしく食べられるそうです。

 さらに、ブルターニュ地方で愛されている「ガレットブルトンヌ」も定番。カスタードクリームがたっぷり入っていて、小ぶりで食べやすい「みんなのシュークリーム」、ちょっとしっかりめのレトロなプリンもあります!

 どれも、口に入れると焼き菓子らしい香ばしさが広がります。そして、口溶けも後口もとても良いので、もうひとつ食べたくなる。

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