目標は、この人しかいないと言われる役者

――将来的にどのような俳優を目指したいですか?

 いろいろ複雑なんですが、小日向文世さんや古田新太さんのように、この役だったらこの人しかいないと言われるような役者さんに憧れます。また、役者として映画で食べていきたい気持ちが強いなか、人間としての最終的な目標はまとまったお金で映画を作ったり、土地を買ってみたり、あらゆることをしてみたい。あと、結婚も早くしたいので、いい奥さんと子どもに恵まれたいです。でも、いちばん目指したいのは、立派な人間になることですね。

柾木玲弥(まさき・れいや)
1995年3月24日生まれ。北海道出身。09年、「第22回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」で審査員特別賞を受賞してデビュー。映画や舞台のほか、「みんな!エスパーだよ!」「学校のカイダン」「デスノート」などのドラマに出演。2016年2月24日(水)~28日(日)、舞台「ジーザス・クライスト・サムライスター~殿中でござる!~」(全労済ホール/スペース・ゼロ)に出演。

『ライチ☆光クラブ』
煙と油にまみれた蛍光町の廃工場に存在する、秘密基地・光クラブ。リーダーのゼラ(古川雄輝)や眼帯が特徴的なダフ(柾木玲弥)ら、9人の少年は大人になることを拒絶し、醜い大人に抵抗すべく、最強の力と永遠の美を手にすることになる。だが、ゼラを愛するジャイボの暴走を機に亀裂が生じ始める。
(C)2016「ライチ☆光クラブ」製作委員会
2016年2月13日(土)より、新宿バルト9にて先行ロードショー。2月27日(土)より、全国拡大公開
http://litchi-movie.com/

くれい響 (くれい ひびき)
1971年東京都出身。映画評論家。幼少時代から映画館に通い、大学在学中にクイズ番組「カルトQ」(B級映画の回)で優勝。その後、バラエティ番組制作を経て、「映画秘宝」(洋泉社)編集部員からフリーに。映画誌・情報誌のほか、劇場プログラムなどにも寄稿。

Column

厳選「いい男」大図鑑

 映画や舞台、ドラマ、CMなどで活躍する「いい男」たちに、映画評論家のくれい響さんが直撃インタビュー。デビューのきっかけから、最新作についてのエピソードまで、ぐっと迫ります。

2016.02.19(金)
文=くれい響
撮影=深野未季