キヌア
キヌアの原産地は南米、コロンビアからアルゼンチンにかけてのアンデス山脈だと言われています。その歴史は古く、5000年以上前から栽培されていたとの説もあります。輸入物が主流ですが、わずかですが国内でも栽培されています。
アンデス地域では古くから「穀物の母」と言われ、主食として広く食されていたと考えられてきたキヌアは、雑穀のイメージがありますが、実は穀物(イネ科)ではなくほうれん草の仲間。そのため、グルテンを含んでおらず、グルテンフリーの食事療法でも使われています。
近年ではスーパーフードとして注目されている食材で、栄養成分がバランスよく含まれており、美容やダイエットなどの面でも注目されています。低糖質で高タンパク、食物繊維、ビタミン・ミネラルも豊富に含む、まさにスーパーフードの呼び名にふさわしい食材と言えるでしょう。
中村恭子 (なかむら きょうこ)
地産地消料理研究家/健康管理士
クシマクロビオティックス・コンシェルジュ/食育アドバイザー
2011年東京都より長野県茅野市に移住。同年、自身のプロデュースするオールベジの焼き菓子を提供するCafe 楢 Oak(カフェオーク)をオープン。また地産の伝統野菜を紹介するイベントの企画・運営や、それらを使ったオールベジ料理・菓子のメニュー開発等を行う。東京・蓼科で月に一度オールベジ料理を食べて学ぶ料理教室を主催。
ブログ(毎週水曜日更新) http://www.cafe-oak.net
※カフェの営業はゴールデンウィーク・夏季シーズンのみ
Facebook https://www.facebook.com/kyoko.nakamura.18
撮影/秋元良平 http://ryohei-akimoto.jp
Column
自分にも地球にも優しい
「週1回ベジ食」のすすめ
週に1回、お肉を控えて野菜を中心にした食事をする「週1回ベジ食」はじめませんか? 「週1回ベジ食」は、体に優しいのはもちろん、肉食をやめることで地球温暖化の原因のひとつと言われる無理な畜産の抑制にもつながる、地球にも優しい食スタイル。自分と地球をいたわる、ヘルシーなだけでなくちゃんとおいしい「週1回ベジ食」レシピをご紹介します。
2016.02.19(金)
文=中村恭子
撮影=秋元良平