周りのアートピースにも感化された、カラフルなプレート
![](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/d/b/-/img_db173452c18b566f7d9769c77672011791330.jpg)
前菜として出されたのは、色とりどりのトマトとブラッターチーズのサラダ。アボカドピューレ、オーストラリア産トマトのスライス、金箔を纏ったブラッターチーズが目にも鮮やかで、心がウキウキしてきます。酸味と甘みのバランスがちょうどよいトマトと、まろやかな味のアボカドピューレが絶妙のコンビネーション。脇に配置されている様々なトマト達はひとつひとつ味が違い、新鮮そのもの。
常にその時期の一番美味しい素材を使用するように心がけているというムータロー氏、メニューは3週間程度で変わりますが、周りのアートピースにも感化されて、カラフルなプレート作りをするようにしているそう。お皿がキャンバスになるのだとか。
![](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/e/3/-/img_e3199a74211d9cfed369b2153e3fe55a70530.jpg)
メインコースは魚と肉から選ぶことができますが、今回はスロークックグリルのサーモン バルサミコソースを頂くことに。ノルウェー産のサーモンは、ミディアムレアにグリルされ、ロブスターでとったソースを泡立てたものとバルサミコソースでいただく、素材の味を十分に活かしたひと皿です。
ラストのデザートは、日本のホテルニューオータニに在籍していた韓国人女性パティシエが作り上げる、とっても華やかなひと皿。柚子クリームを入れた胡麻チュイールを真ん中に、周りにはジンジャービールの香りが爽やかなストロベリーソースが流し込まれ、食用花が散らされています。赤というよりピンク……のようなストロベリーソースは、透明度があって色が美しく、まるで溶かされたピンクサファイア! 気分も高揚してくるデザートです。
![](https://crea.ismcdn.jp/mwimgs/a/6/-/img_a6fb3a4ef10d4269c2c538923925ecdd64690.jpg)
右:気分も高揚してくる美しいデザート。
BIBO
所在地 163 Hollywood Road, Sheung Wan, Hong Kong
電話番号 +852-2956-3188
URL http://www.bibo.hk/
2015.09.23(水)
文・撮影=ジェニー中村