これまでは冬の感染症、というイメージが強かったインフルエンザですが、近年では夏から秋にかけての流行も珍しくなくなってきました。油断していると、急に体調を崩してしまうことも。
薬膳の考え方では、初秋の時期は夏の暑さで消耗したエネルギーの不足に加え、空気の乾燥による影響を受けやすい季節と考えます。秋に弱りやすいとされる「肺」は、鼻やのどの粘膜、そして免疫力とも深くつながっている器官です。ここが乾燥してエネルギー不足になると、ウイルスが侵入しやすくなってしまいます。
そこで今回は、身体を内側から潤し、元気を補って免疫力を底上げする「乾燥ケア」の薬膳レシピ3選をご紹介します。特別な食材を使わず、スーパーで買える食材で手軽にできるメニューばかりなので、風邪対策としてぜひ作ってみてください。
◆手羽肉と白木耳の薬膳スープ
手羽肉の骨から出るコラーゲンとうま味が、じんわり身体に染み渡る薬膳スープです。体のエネルギーの土台を整えてくれる効果のある手羽肉は、風邪をひきやすいシーズンにおすすめの食材。
「食べる美容液」や「潤いの宝庫」とされる白木耳。のどや肺、肌を潤して粘膜バリアを高めてくれます。白木耳は、お味噌汁に入れたり、細かく刻んでつくねの中に入れたり、サッと湯がいてサラダにしたりと、意外にも食べやすいのが特徴です。肌の乾燥、唇の乾燥を自覚してきた際には、日常的に取り入れてみましょう。
●材料(4人前)
・手羽中肉:8本
・白菜:5枚
・白木耳(乾燥):1かたまり
・長ネギ:0.5本
<調味料>
・水:800ml
・酒:大さじ1
・塩:少々
●作り方
(1)白菜は葉と軸に分け、軸は一口大のそぎ切り、葉はザク切りにします。
(2)白木耳は水に15~20分ほどつけて戻し、硬い石づきを切り落として食べやすい大きさに切ります。
(3)長ネギの白い部分はななめ薄切りにし、青い部分は飾り用に小口切りにしておきます。
(4)鍋に水、酒、手羽中肉、長ネギ(白い部分)を入れて中火にかけ、沸騰したらアクをすくいます。白菜と白木耳を加え、弱火で10~15分ほど煮込みます。
(5)塩で味を調え、器に盛り付け、長ネギの青い部分を飾り完成です。
