大胆なカラーブロックは、やがてゲレンデを飛び出して街へ。
鮮やかな配色や大胆なカラーブロックのデザインも、バガブーを構成する重要なアイデンティティのひとつだ。このデザインは、やがてゲレンデを飛び出して街へと広がった。バガブーは、機能性とファッション性を両立した一着として、アウトドアファッションに新しいスタイルを築いた存在でもあるのだ。
1990年代に入ると、アメリカでヒップホップアーティストたちにも愛され、カルチャーやストリートの文脈でも支持された。手の届きやすい価格も人気を支えた要因のひとつだという。
優れた機能性と時代を超えるデザイン、そして手に取りやすい価格。この三拍子が揃い、100万着という金字塔を打ち立てたのだ。
時代とともに、変わりゆく顔つき。
会場では古着店「JAM VINTAGE & SELECT」の倉庫に眠っていたアーカイブが並び、80年代から2010年代までの変遷を見ることができた。
1986年のモデルは、いわばバガブーの原点だ。1988年には配色がアップデートされ、雪山でも街でも目を引く大胆な色づかいに磨きがかかった。その後は発売当時のスタイルを保ちつつ、さまざまなカラーで展開される。なかにはインナーのフリースが柄物になったものもあり、重ね着の楽しみが広がっていった。
1996年から2010年にかけては、時代とともにシェルのデザインが変化。一色だったフロント部分にカラーブロックが入ったほか、ベージュや黒のグラデーション、黒とネイビーに黄色をきかせたものなど、今でも取り入れやすいモダンな配色が増えていたのも印象的だ。
2000年代には、スノーウェアの別ラインとして当時の最新技術を使った「バーテックス」も登場。ロゴや襟元の刺繍も、モデルによって入っていたり、いなかったり。また、2018年にはコロンビア創業80周年を記念した限定モデルも発売された。
